北乃きい「想像のもっと上だった」。シェイクスピア原作『真夏の夜の夢』が開幕

『真夏の夜の夢』に出演する女優の北乃きい(撮影:田中亜紀)
 東京芸術劇場開館30周年記念公演『真夏の夜の夢』が15日、東京芸術劇場プレイハウスで開幕した。

 シェイクスピアの不朽の名作『真夏の夜の夢』を劇作家・野田秀樹がダイナミックに翻案した本作。ルーマニアを代表する演出家・シルヴィウ・プルカレーテを演出に迎え、演劇界を代表する2人の巨匠が初タッグを組む。

 愛する者と駆け落ちする割烹料理屋のピュアな娘、ときたまごを演じた女優の北乃きいは「私が台本を読んで想像するところは、プルカレーテさんの中での10%くらいで、プルカレーテさんは私にはない世界観で、想像のもっともっと上をいっている、そんな驚きのある稽古場でした。想像のつかないシーンばかりで、“芝居には正解が無い”とよく言われますが、今回改めてそう思いました」とコメント。

 「見たことの無い世界観、聞いたことのない音楽であふれている作品です。今回、ツアーで5カ所回りますが、行ったことのない地域もあるので、とても楽しみにしています。ぜひ、観に来ていただければと思います」と呼びかけた。

 舞台『真夏の夜の夢』は、同所で11月1日まで。
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