日本初登場も!豊洲のベイサイドにベルギービールが大集合「ベルギービールウィークエンド2020 豊洲」

 江東区豊洲の「CITABRIA BAYPARK grill & bar」にて、週末にベルギービールを楽しめる屋外イベント「ベルギービールウィークエンド2020 豊洲(BBW豊洲)」を開催している。「ベルギービールウィークエンド」は、毎年9月の第一週末にベルギーの首都ブリュッセルで開催され、世界遺産で知られるグランプラス広場が世界中のビールファンで賑わう。日本でも2010年に六本木ヒルズで初開催を果たし、これまでに来場者数が130万人を突破する人気イベントだ。

 今年は5会場33日間で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全日程が中止となっていた。今回は会場の「CITABRIA BAYPARK」の協力を得て、ソーシャルディスタンスを確保したレイアウトや手洗い・手指消毒ブースの設置、受付・販売ブースへの飛沫感染防止シートの導入など、感染予防対策を取り入れた新しい形式で開催。BBW豊洲では、通常のBBWより少ないながらも厳選した43種類のベルギービールと、20種類のビールに合うグルメが堪能できる。
ピルスナータイプの「PRIMS プリムス」飲食用コイン3枚
 それでは、編集部おすすめのベルギービールをご紹介しよう。人気のピルスナータイプの「プリムス」は、世界一の種類数を誇るベルギービールの中でも、ポピュラーなビールとして多くの人に親しまれているという。淡い琥珀色の液色が美しく、苦み・コク・キレのバランスが良い味わいで、すっきりした喉越しの非常に飲みやすいビール。どんな食事とも相性抜群なので、会場に着いて最初の一杯におすすめしたい。

 もともとはベルギー南部の農家が夏場に喉を潤すために、冬に造って貯蔵しておいたというセゾン・ビール。ヨーロッパで感染症が流行した当時、農家では水分補給に危険性の高い生水の代わりに、ビールを造って飲むようになったのだという。デュ・ボック醸造所の設立150周年を記念して造られた「セゾン1858」は、無ろ過醸造でホップの効いた味わいと、柑橘を思わせるフルーティーさ、スパイシーなアロマが特長。パンチのあるコクと爽やかな苦みは、スパイシーなおつまみに合わせて。

 最後にご紹介するのは、修道院に伝わるレシピと製造方法で、修道院から委託された民間の醸造所が造るアビィ・ビール。日本初登場の「ヴァルデュー・グランクリュ」は、会場内のビールでアルコール度数がもっとも高い10.5%を誇る。カカオやコーヒーを思わせるロースト香と苦み、クリーミーな泡が特長で、飲み終わっても深い余韻がしばらく続く贅沢な味わい。かなりストロングなので、ビール好きにはぜひとも挑戦してほしい一杯だ。
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