バンタム級王座決定トーナメントは萩原、橋本、吉岡、黒田が準決勝進出【Krush.118】

黒田(右)のカウンターの右が多久田の顔面にヒット(撮影・蔦野裕)

黒田は多久田の蹴りを攻略


 1回戦第4試合は多久田和馬(K-1 GYM横浜infinity)vs黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)。

 多久田は高校1年生で「K-1甲子園2018」を制した逸材。黒田は前戦で敗れはしたものの元王者の晃貴をあと一歩まで追い込む熱戦を展開し、今回のトーナメント出場のチャンスをつかんだ。

 1R、ともにサウスポーからローを蹴り合うが、徐々に多久田の左ロー、ミドルに黒田がパンチを合わせていく。終盤、多久田の左ミドルの打ち終わりに黒田が踏み込んで左フックをヒットさせる。

 2Rも多久田の左ローに黒田がフックを合わせていく。後半になってパンチに活路を見出したい多久田が左ストレートを当てるが、黒田はまたも多久田のキックに左フックを当てていく。

 3Rも多久田のキックに黒田がパンチを合わせていく。そしてローからパンチの連打。多久田もパンチから入るなど目先は変えるものの、最終的に黒田が多久田の蹴りにパンチを合わせるため、多久田も畳み掛けることができない。

 試合は判定となりジャッジ3者とも黒田を支持した。

 この結果、「Krush.120」(12月19日)にワンデイで行われる決勝トーナメントの準決勝は萩原vs橋本、吉岡vs黒田となった。
「Krush.118」(10月17日、東京・後楽園ホール)
◆第1試合 -61kg契約/3分3R・延長1R
●斎藤祐斗(JK TRIBE)(判定0-3=28-30、28-30、28-30)利川和希(K-1ジム五反田チームキングス)○

◆第2試合 Krush女子フライ級/3分3R・延長1R
○真優(月心会チーム侍)(判定3-0=30-29、30-28、30-27)小澤聡子(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆第3試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)安達元貴(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)●

◆第4試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦(1)/3分3R・延長1R
○萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス)(判定3-0=30-29、30-29、30-29)峯大樹(若獅子会館)●

◆第5試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R
●藤田和希(K-1ジム目黒TEAM TIGER)(判定0-2=29-30、30-30、28-30)橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)○

◆第6試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R
○吉岡ビギン(team ALL-WIN)(判定2-1=30-29、29-30、30-29)池田幸司(ReBORN経堂)●

◆第7試合 第6代Krushバンタム級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R
●多久田和馬(K-1 GYM横浜infinity)(判定0-3=29-30、29-30、28-30)黒田斗真(K-1ジム心斎橋チームレパード)○

◆第8試合 Krushクルーザー級/3分3R・延長1R
●谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(2R2分44秒、KO)サッタリ・ウィラサクレック(WSRフェアテックス・イラン)○

◆セミファイナル(第9試合) Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)(3R1分50秒、KO)松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)●

◆メインイベント(第10試合) Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定3-0=29-28、30-28、29-28)中野滉太(POWER OF DREAM)●
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