2年ぶり復帰の山本真弘が判定負け。40歳の水町は勝って引退発表【K-1福岡】

水町は勝利後に引退を発表(撮影・蔦野裕)

水町「人は言葉や気持ちを誰かを支えたり、励ましたりすることに使ってほしい」


 この日の第3試合で行われたライト級のスーパーファイトで40歳のベテラン・水町浩(士魂村上塾)が20歳の竜樹(WSRフェアテックス九州)と対戦。延長にもつれ込む熱戦の末、3-0の判定で20歳の年の差対決を制した。

 序盤こそ、竜樹が優位に試合を進めたが、水町は3Rに強引に左右のフックを振り回し形勢逆転。本戦の判定は一人が水町につける形で延長戦に。

 延長戦でも水町は左右のフックにヒザ、後ろ回し蹴りと気迫あふれる攻撃で竜樹を下がらせ、3-0の判定勝ちを収めた。

 水町は試合後、マイクを握ると「判定勝ちなのにマイクを持たせてもらって申し訳ないです。自分はK-1で活躍するのが夢だったんですが、ご存知のKOシーンで世界中に自分が倒されるシーンが広まってしまって、自分の一番好きなものが自分の手から逃げていくような思いをしました。でも、ここまで続けてこれてよかったです。22年頑張ってきましたけど、今日を持ちまして現役を引退させて頂きます。こういう発信の場があったからプロとして頑張ってこれました。僕が言いたいことは格闘技だけじゃなくて、人生は生きていたら戦いの連続です。困難や試練が次々と襲ってきて待ってはくれません。もう戦いたくないと思っていても襲ってきます。そういうときに人は言葉や気持ちを誰かを支えたり、励ましたりすることに使ってほしいと思います。僕はそうやってできたことが成長につながったと思います。そういうことを教えてくれた人生の先生に感謝したいと思います。最後にこれを見ている、世界中のみなさんひとりひとりが、人生においての戦い、試練、困難に無事、勝利できるように、心の底から応援して祈っております」とメッセージを送ってリングを降りた。

 水町は第3代RISEライト級、第4代MA日本ウェルター級、第17代MA日本スーパー・ライト級、初代WMAF世界ウェルター級と4つの王座を獲得した。K-1初参戦となった2017年の安保瑠輝也戦では二段蹴りのジャンピングハイキックを食らいKO負けを喫していた。
水町は挨拶の後、リングに額をつけて別れを告げた(撮影・蔦野裕)
「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1九州初上陸~」(11月3日、福岡・福岡国際センター)
◆プレリミナリーファイト第1試合/-53kg契約/3分3R
○大石和希(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-29、30-28、30-29)西林翔平(K-1ジム福岡チームbeginning)●

◆プレリミナリーファイト第2試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R
○勇治(K-1ジム総本部チームペガサス)(判定3-0=30-25、30-26、30-27)志樹(シルスジム)●

◆プレリミナリーファイト第3試合/-59kg契約/3分3R
○寺田 匠(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(1R2分6秒、KO)貞松宏隆(Mataharigym)●

◆プレリミナリーファイト第4試合/K-1スーパー・バンタム級/3分3R
○野田 蒼(月心会チーム侍)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)紫苑(KIZUNA田川本部道場)●


◆第1試合/スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
●晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定1-2=30-29、29-30、29-30)壬生狼一輝(力道場静岡)○

◆第2試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
○小鉄(K-1ジム琉球チーム琉神)(3R56秒、KO)絢太(CUC)●

◆第3試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R
○水町 浩(士魂村上塾)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定=1-0=30-29、29-29、29-29)竜樹(WSRフェアテックス九州)●

◆第4試合/スーパーファイト/K-1女子アトム級/3分3R・延長1R
○山田真子(KINGS)(判定3-0=30-29、30-28、30-28)優(北斗会館押上道場)●

◆第5試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●山本真弘(N.F.T.T.)(判定0-3=28-30、28-30、27-30)SATORU成合(K-1ジム総本部チームペガサス)○

◆第6試合/スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R
●RUI(PURGE TOKYO)(2R2分53秒、KO)ANIMAL☆KOJI(LEGION TOP TEAM)○

◆第7試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○朝久裕貴(朝久道場)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●

◆第8試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
○野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定3-0=30-27、30-26、30-26)ヴィトー・トファネリ(ブラジリアンタイ・闘英館)●

◆第9試合/スーパーファイト/K-1女子フライ級/3分3R・延長1R
●KANA(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(28-29、29-30、29-30)壽美(NEXT LEVEL渋谷)○

◆第10試合/【ECO信頼サービス株式会社 Presents】 K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●シナ・カリミアン(POWER OF DREAM)(1R1分54秒、TKO)K-Jee(K-1ジム福岡チームbeginning)○
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