遠藤哲哉が佐々木大輔を下し、KO-D無差別級王座を死守! 試合後には両者がよもやの和解【DDT】

最後は和解の握手

「俺たち『ダムネーション』で、てっぺん目指さないか。カリスマよ!」」


 試合後、マイクを持った遠藤は退場しようとする佐々木に「佐々木! オマエ、負けたら責任取るって言ったよな。戻ってこい。観客の前でキッチリ責任取ってもらう」とアピール。リングに舞い戻った佐々木が「遠藤! 俺はもう終わった身だ。大和、引退の10カウント。エアーゴングを鳴らしてくれ」と言うと、遠藤は「ちょっと待て。引退って何だよ。俺は責任取れって言ったんだよ。引退? そんなの責任じゃないねぇ。逃げだよ。もっとプロレスにしがみつくべきじゃねぇのか。佐々木、本気のアンタと闘いたかった。こうでもしないと、ふざけるから。本気のアンタと闘えてうれしかった。俺たち『ダムネーション』で、てっぺん目指さないか。カリスマよ!」と声を掛けた。

 佐々木は「哲哉! オマエがそこまで言うなら、引退は撤回して、またオマエといっしょに『ダムネーション』やってやってもいいぞ」と呼応。遠藤が「今日のところは、そうしといてやろう」と言うと、佐々木は「今回だけはなかったことにしてやる」と発言。2人はガッチリ握手し、和解が成立した。

 すると、石川修司(全日本プロレス)が「糸」を歌いながら現れ、「遠藤! 大ちゃん! 仲直りしてくれてよかった」と言葉をかけた。

 最後に遠藤は「世界的にコロナウイルスで安心できない日々が続いてます。6月のさいたま(スーパーアリーナ)、今月やる予定だった両国(国技館)も中止。お客さんを入れて、大田区で大きな大会開いてくれた。俺たちを信じて集まってくれた皆さんのおかげ。まだまだ満足してません。必ずさいたま(スーパーアリーナ)、両国。大田区でもっと大勢のお客さんを入れて試合するまで闘い続ける。そのときも最後にリングに立ってるのは、俺たち『ダムネーション』。プロレスはこれからも止まらず、進み続ける。俺たちから目を離すな」とアピールして締めくくった。
DDTプロレスリング「Ultimate Party 2020」(11月3日、東京・大田区総合体育館)
◆第1アンダーマッチ 15分一本勝負
●中村圭吾(4分24秒、片エビ固め)岡谷英樹○
※ダブルアーム・スープレックス

◆第2アンダーマッチ 15分一本勝負
○大和ヒロシ&星誕期(9分0秒、ジャストX)渡瀬瑞基●&納谷幸男

◆オープニングマッチ MAO復帰戦 30分一本勝負
●勝俣瞬馬(7分51秒、片エビ固め)MAO○
※マリーンズ・トルネード・スプラッシュ

◆第二試合 30分一本勝負
●男色ディーノ(9分51秒、口の呼吸 参ノ型 口付け)彰人○

◆第三試合 サバイバル4WAY6人タッグマッチ 30分勝負
①大鷲透&吉村直巳&○平田一喜(7分12秒、奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)マッド・ポーリー&エル・リンダマン&島谷常寛●

②大鷲透&吉村直巳&○平田一喜(9分50秒、奇跡を呼ぶ一発逆転首固め)スーパー・ササダンゴ・マシン&大石真翔&アントーニオ本多●

③樋口和貞&○坂口征夫&赤井沙希(11分3秒、首固め)大鷲透&吉村直巳&平田一喜●

◆第四試合 ヤネカベ presents DDT EXTREME級選手権試合~ウェポンランブル 60分一本勝負
〈王者〉●青木真也(10分55秒、ラ・マヒストラル)高木三四郎○〈挑戦者〉
※青木が6度目の防衛に失敗、高木が第49代王者となる。

◆第五試合 スペシャルタッグマッチ~ハラシマルフジvsシーマソーマ! 30分一本勝負
●HARASHIMA&丸藤正道(12分47秒、エビ固め)CIMA&高尾蒼馬○
※ジントニック

◆第六試合 DDT UNIVERSAL選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉●クリス・ブルックス(14分5秒、片エビ固め)上野勇希○〈挑戦者〉
※WRアンリミテッド。クリスが3度目の防衛に失敗、上野が第4代王者となる。

◆セミファイナル スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○秋山準(25分48秒、フロント・ネックロック)竹下幸之介●

◆メインイベント BLACK OUT presents KO-D無差別級選手権試合 60分一本勝負
〈王者〉○遠藤哲哉(27分48秒、エビ固め)佐々木大輔●〈挑戦者〉
※シューティングスター・プレス。第75代王者が4度目の防衛に成功。
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