亀梨和也、警官演じる主演舞台『迷子の時間』開幕! 稽古中に事件も鮮やかに解決

バーベキュー好きなおじさん。目指すはバーベキューを祭りにすることだという
 いよいよ、開幕。

 帰ることができない未来人を演じる松岡は「何よりこのキャストの皆さん、諸先輩がたに囲まれて芝居ができるのが最上の喜びだと思っています。一人ひとりからいろんなものを学んだので、しっかりとぶつけられそうな気がする」。その上で、稽古をするなかで「演劇ってやっぱり楽しいなという事と、日常に必要不可欠だなって感じたので、みなさんの生活圏のなかに演劇が入っていけばいいなと思った」作品と呼びかける。

 霊媒師を演じる古屋は「見えないけれどきっと確実にあるもの、そして人の人生にとってとても大切なものが深く描かれていると思っています。早くより多くのみなさんにこの作品をお届けできたらと静かに闘志が膨らんでいる」という。

 貫地谷は「懐かしい感じもするのに、前川さんの時空を自在に操るといいますか、懐かしさとはまた違う部分も融合した、素敵な舞台。こんな状況なんですけど、多くのかたに見ていただけたらなと思います」。

 演出の前川は「見どころをいうのがとても難しい芝居」としたうえで、「7人が絡み合いそうで絡まなそうで、でも深いところでとっても絡んでいるのが、徐々にわかってくるという話。ややこしい話ではあるんですけど、難しく考えてもらうよりは感覚で作ったつもり。この7人のつながりみたいなものが、見終わったあとに、温かい形で残ればいいかなと思っている」と語った。

「こけら落としのメンバーというのはパルコのスタメンみたいな意味合いもあるんじゃないかなと思う」と、浅利。「これから前川さんがやるときは、(このメンバーが)代わる代わる出てるのも知れないと期待を膨らませている」と、違うアピールもしていた。

 29日まで同所で。大阪公演もある。