菅原美優が悲願の王座獲得「KANAさんのようなチャンピオンになりたい」【Krush.119】

かつてジムの同僚だった左右田泰臣氏、KANA、菅原、城戸康裕(左から)(撮影・堀田真央人)

「やっと自分のリーチを生かせた戦い方ができたのかと思う」


 試合後の会見では「取りあえず勝てて良かった。(MOEは)もっと前に来るかと思っていたので、もうちょっと攻め切れたら良かったなと思っている。取りあえずプレッシャーをかけてみて、向こうがどういう反応をしてくるかと思ったが、思ったよりなにもしてこなかったので、そういう意味ではやりやすかった。やっとちょっと自分のリーチを生かせた戦い方ができたのかと思う。気をつけようと思っていたがバッティングはしてしまった。警告をもらってしまったので3Rは気を付けようと思って、なるべく頭からいかないように引いて手だけ出していた。そうしたら“自分のパンチは当たるのに、向こうのパンチは当たらないんだ。これでいいんだ”と思った。新たな発見じゃないですけど(笑)」などと試合を振り返った。

 ベルトを巻いた感触については「ベルトが欲しいという思いはあったが、それより負けたくないという思いが大きかった。試合が終わった解放感というか、何にも考えられなかった(笑)」と話した。

 勝利後にKANAと交わしたハイタッチについては「すごくうれしかった。言葉にできないが…夢がかなったんだなってうれしかった」としみじみ。

 理想の王者像については「まだまだ見るからに弱そうなんで、堂々とKANAさんのような誰が見てもかっこいいと思われるようなチャンピオンになりたい」とKANAの名を挙げた。
「Krush.119」(11月27日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合 Krushフェザー級/3分3R
○立基(K-1ジム目黒TEAM TIGER)(判定3-0=30-28、30-27、30-26)神田 賢吾(WSRフェアテックス幕張)●

◆プレリミナリーファイト第2試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R
●古宮 晴(昇龍會)(判定0-3=28-30、27-30、26-30)児玉 兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)○

◆第1試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
●山浦力也(北斗会館浅科道場)(判定0^2=28-29、29-29、28-29)水津空良(優弥道場)○

◆第2試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R
●岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(3R2分58秒、KO)森坂陸(エスジム)○

◆第3試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
●玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)(判定0-3=29-30、29-30、29-30)新美貴士(名古屋JKファクトリー)○

◆第4試合 Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定2-0=30-29、29-29、30-28)目黒 翔大(優弥道場)●

◆第5試合 Krushライト級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
○龍華(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)(1R2分2秒、KO)志村力輝(兼清流総本部)●

◆第6試合 Krushウェルター級/3分3R・延長1R/3分3R・延長1R
●松岡力(K-1ジム五反田チームキングス)(2R2分42秒、反則)加藤虎於奈(TEAM TOP ZEROS)○

◆ダブルメインイベント第1試合(第7試合) 第3代Krush女子アトム級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
○菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)(判定3-0=30-29、30-29、30-28)MOE(若獅子会館)●

◆ダブルメインイベント第2試合(第8試合) 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
●森坂陸(エスジム)(延長判定0-3=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定0-1=29-30、30-30、29-29)新美貴士(名古屋JKファクトリー)○
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