新美貴士が玖村修平、森坂陸を倒しフェザー級王座獲得【Krush.119】

決勝では新美(右)が森坂に打ち勝った(撮影・堀田真央人)

死闘となった決勝は延長戦に


 決勝では新美と森坂が対戦。

 新美は1R開始から玖村戦同様、とにかく前進してパンチの連打。森坂は下がりながらもパンチ、ミドルを繰り出していく。そして足を使って連打は許さないものの、新美は追いかけ、パンチを顔面とボディーに散らしていく。しかし森坂は前蹴りで距離を取ってはパンチ、バックブローを繰り出していく。

 2Rも新美はプレッシャーをかけて前に出る。森坂は押し返しパンチ、キックを放つが、新美は下がらない。そして新美はパンチを上下に、そしてロー、ヒザと攻撃を散らしていく。森坂もなんとか前蹴りで距離を取ろうとするが、新美の前進は止まらない。

 3Rも新美はガードを固めて距離を詰めてパンチの連打。森坂も押し返してはパンチ、ヒザ。やや動きが鈍った新美をロープに詰める場面もあったが、新美はすぐに復活。再びプレッシャーをかけて前に出てパンチ、ミドル。森坂のバックブローはがっちりガード。それでも終盤、森坂も下がらずパンチを放ち、打ち合いの中、3Rが終了。

 判定はジャッジ1人が30-29で新美を支持も、残る2人がドローで試合は延長戦へ。