新美貴士が玖村修平、森坂陸を倒しフェザー級王座獲得【Krush.119】

決勝で敗れた森坂はがっくり(撮影・堀田真央人)

「K-1のチャンピオンにもなる」


 延長ラウンドも新美は武骨に前に出る。対する森坂も押されず、打ち合いとなる。新美は回転の速いパンチの連打にヒザ、ミドル。森坂はパンチの連打にロー、ミドル、バックブローで応戦。ここもジャッジの難しいラウンドとなったが、ジャッジ3者とも新美の有効打を評価し、判定は3-0で新美。新美が第5代フェザー級王座に就いた。

 新美は試合後のマイクで「判定までいっちゃって、森坂選手が強かったので倒せなくて。何とかチャンピオンになることができました。小森会長の作戦通りにやっただけなので、まだまだ僕は弱いので、強い上の人たちを倒して、もっと上に行きます。ABEMAで観戦してくれている妻と子どもに支えてもらって、今日もヤバかった時に顔が出てきたんで、いつもありがとう。これからもっと強くなって金持ちになって、K-1のチャンピオンにもなるんで応援よろしくお願いします」と話した。

 試合後の会見では「本当に小森会長の作戦通りに僕は動いただけで、作戦通りにできたので結果がついてきたのかなって思っています。今、ほっとしています。僕にはそんなに技術がないので、距離を取ってとかで戦えないので、近めの距離でひたすら当たる攻撃を打ちまくるっていうことしかないので、ひたすらその練習をしてきました」などと試合を振り返った。

 今後については「フェザー級って強い選手がまだいっぱいいるので、そういう選手たちを倒して。僕はK-1のベルトも狙っているので、そこを目指してこのベルトを守りつつ強い選手を倒していきたい」などと語った。