今年の新語2020大賞は「ぴえん」!「〇〇警察」「密」「リモート」などコロナ関連ワード抑える



 選外は、コロナ枠として、「ソーシャルディスタンス」「ステイホーム」「クラスター」「アマビエ」「ロックダウン」「手指(しゅし)」と、2020年何度も聞いた言葉が並んだ。「特別枠、選外というと、毎年付け足してきな感じもあるんですが、今年に限っては、選外の方がより注目されている(言葉だ)と思う」と、飯間氏。

 選ばれた理由について、山本氏は、投稿数が非常に多かったとしたうえで、「みなさん関心があるわけで、今年の新語と言われたときに、苦しかった1年を振り返ってということになるのでしょうか、コロナ関連のものが出てくる」。

 小野氏が「これからも使えそうなものがベスト10。選外というのは、このために使われていて、コロナ禍がなくなったらば消えるんじゃないか、消えてほしいという願いも込めている」と話すと、飯間氏も同意。「辞書を作る人間が選ぶんですから今後もずっとこの言葉が日本語として残ってほしいなという願いを込めて選んでいる。そうすると、ソーシャルディスタンスというのがこの先何年も続くのは嫌」。

 候補となる言葉はインターネットや書店を通じて一般から広くから募り、応募総数は昨年を大きく上回る4871通、重複したものを除いて、候補となる言葉として713語が集まった。

 「今年の新語」は三省堂が2015年にスタートした。