ダイバーシティを体感する10日間の祭典、オンライン映画祭「True Colors Film Festival」が開幕

アンバサダーを務める乙武洋匡
 この日は12月3日の「国際障害者デー」にあわせ、障害者とエンターテイメントのあり方についてトークを展開。日本財団が先月27日に発表した意識調査によれば、外出自粛前後の自宅での楽しみ方の変化について、障害者、健常者ともに自粛前よりも後のほうがオンラインサービス利用の割合が増加。障害者の約6割は「新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、自宅でできるエンターテインメント体験や芸術鑑賞は以前より必要」と回答した。

 オンラインを活用することでエンターテインメント体験が可能になったことを受け、アンバサダーの乙武洋匡は「僕らはこれまで健常者の皆さんと比べて芸術やエンターテイメントに生で触れられる機会が制限されていたんですね。小劇場やライブハウスは地下が多くて、車いすで入ることが難しかったりして。でもコロナでみんなが生で触れられる機会が制限されたことによって、ようやくオンライン配信がメジャーになって、家で楽しめる作品が増えてきました。今後コロナが収束してまた生で楽しめる時が訪れたとしても、ぜひオプションとしてオンライン配信が残っていってほしいと思います」と期待を寄せた。

 オンライン映画祭「True Colors Film Festival」は12 日まで。映画作品は無料アプリで視覚障害者のための音声ガイドを利用できるなど、鑑賞サポートも行われる。ダイバーシティを学び、体感する10日間になりそうだ。
「True Colors Festival 超ダイバーシティ芸術祭 −世界はいろいろだから面白い−」
公式サイト: https://truecolors2020.jp/
YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UCAgeZvDmWUxkLyOjNYjUByQ
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