老沼隆斗が延長にもつれ込む熱戦の末、心直に判定勝ちでメインの重責果たす【REBELS.68】

松﨑は打たれても前進(撮影・堀田真央人)

松﨑のガッツあふれるファイトに手こずる


 2Rには松﨑がプレッシャーをかけて前に出てパンチを放つが白幡はクリーンヒットは許さない。白幡はこのラウンドも強烈な左ストレートに左ミドルにローを何度もヒットさせる。松﨑は右足を赤くはらせながらも“効いてない”のアピールとともに前進。

 3Rに入ると松﨑は距離を詰めてヒジを狙うが白幡は下がりながらも左右のフックをヒット。構わず前進する松﨑に白幡はローキック。しかし松﨑はここでも“来い!”と気合を入れながら前に出てパンチを放っていく。そのさまはまるで、親父が子供に稽古をつけているよう。その気迫に押されたか、松﨑のパンチの連打を白幡はクリンチで止めるなど、決定打を放つことができず試合は判定に。

 30-27、30-27、30-26と白幡の圧勝ではあったが、松﨑が中年の意地を見せつけた試合となった。
「REBELS.68」(12月6日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント 第8試合 52.0kg契約3分3R・延長1R REDルール
○老沼隆斗(STRUGGLE)(延長判定3-0=10-9、10-9、10-9 ※本戦判定1-0=30-28、29-29、29-29)心直(REON Fighting Sports Gym)●

◆セミファイナル 第7試合 56.0kg契約 3分3R・延長1R REDルール
●栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)(判定0-2=28-29、29-29、28-29)ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)○

◆第6試合 53.0kg契約3分3R・延長1R REDルール
○白幡裕星(橋本道場)(判定3-0=30-27、30-27、30-26)松﨑公則(STRUGGLE)●

◆第5試合 55.5kg契約3分3R・延長1R REDルール
○壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)(判定3-0=30-28、30-27、30-27)鈴木貫太(ONE’S GORL)●

◆第4試合 REBELS-RED 53.5㎏級王座決定リーグ戦 3分3R・延長なし REDルール
○安達浩平(team AKATSUKI ※勝ち点2)(判定3-0=29-28、29-28、30-29)響波(Y’s glow ※勝ち点2)●

◆第3試合 71.5kg契約3分3R・延長1R REDルール
○津崎善郎(LAILAPS東京北星ジム)(判定3-0=29-27、30-27、30-27)渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)●

◆第2試合 55.5kg契約3分3R・延長1R REDルール
●森岡悠樹(北流会君津ジム)(延長判定0-2=9-10、10-10、9-10 ※本戦判定0-1=29-29、28-30、29-29)古村光(FURUMURA-GYM)○

◆第1試合 ミネルヴァ・スーパーフライ級 挑戦者決定戦 2分3R・延長1R ミネルヴァ公式ルール
●佐藤”魔王”応紀(PCK連闘会)(判定0-3=29-30、28-30、28-30)IMARI(LEGEND GYM)○

◆オープニングファイト第2試合 60.0kg契約 3分3R・延長なし REDルール
●角谷祐介(NEXT LEVEL渋谷)(判定0-2=28-29、28-28、28-29)ウルフタツロウ(アントジム)○

◆オープニングファイト第1試合 女子46.0kg契約 2分3R・延長なし BLACKルール
●ねこ太(トイカツ道場)(判定0-3=28-29、28-29、28-30)川島えりさ(クロスポイント吉祥寺)○
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