日本vsタイの5対5対抗戦に野杁正明、玖村兄弟らが出場【K-1】

玖村将史は武居のK-1卒業に「どんなルールでもやり返す」

　副将の玖村将史はデンサヤーム・アユタヤファイトジムと対戦。デンサヤームは18歳ながら100戦を超えるムエタイの猛者で、175cmの長身サウスポー。初来日となった今年3月の「K’FESTA.3」では武居由樹と対戦し、ロングリーチを生かしたファイトで武居を苦しめた。

　将史は「今回の相手の選手は強いと思うが、圧倒して何もさせずにK-1の強さを見せつけようと思う。（対戦相手は）身長がでかくてサウスポーで、ポイントを取ってくるテクニックのある選手かなと思う。タイ人の選手はみんなテクニックがあって強いと思うが、特に問題はない。多分、相性もいいと思うので、日本人選手とやるのとあんまり変わらないです。こうやって対抗戦に兄弟2人で出させてもらってるんで、その期待以上のことをやって、来年は兄弟の年にしようと思っています」と語った。

　また将史が対戦を希望していた武居が先日、K-1を卒業しボクシングへの転向を発表したのだが、これについては「まあ、いなくなった選手の話をしても仕方ないと思うので。とりあえず、来年K-1のベルトを獲って。向こうが格闘技を続けてる限りは、どんなルールでもやり返そうと思っている。とりあえず、来年ベルト獲ります」と話した。

　中堅の藤村はガムライペット・パーンイーシップホックと対戦。ガムライペットはMAX MUAYTHAIを主戦場に戦い、アグレッシブかつ派手なファイトスタイルで人気を博すファイター。2017年9月にはゲーオの推薦選手として来日した経験を持つ。

　藤村は「ガムライペット選手はゲーオ選手お墨付きの150戦以上やってるベテラン中のベテランで、かなりの強敵だが、僕を倒すことはできないと思っている。僕が逆に倒す自信もそれなりにあります。かなり厳しい戦いになると思うんですけど、面白い試合をして勝ちます。（対戦相手は）左のハイキックやミドルがメチャクチャ速かった。そこはゲーオ選手を彷彿させるような高速の蹴りでした。あとはパンチでけっこう攻めてくようなシーンもあったので、そういうところは噛み合うんじゃないかなと思う。ムエタイはどの選手もハングリーなイメージがある。本場タイでも一日中、練習しているイメージがあります。そういうところでハングリー精神とか養ってるんじゃないかなと思います。でも、僕もハングリーな精神は負けないので、そこでは絶対に勝ちます」と語った。