緑川の「一方的に圧倒して勝つ」に憂也は「倒して魅せて勝つ」【RISE】

セミで対戦する前口太尊(左)と一馬

セミでは前口太尊と一馬が王者チャンヒョン・リーへの挑戦者決定戦


 セミファイナルではスーパーフェザー級(-60kg)戦で一馬(MONSTAR GYM)と前口太尊(TEAM TEPPEN)が対戦する。この一戦は同級王者のチャンヒョン・リー(RAON)への挑戦者決定戦として行われる。伊藤代表は「来年の上半期には実現したいと思っている。両者にはRISEらしい、挑戦者にふさわしい戦いをして挑戦権を獲得してほしい」と要望した。

 前口は「明日は勝ったら、タイトルマッチということなので。自分は年齢的にラストチャンスだと思っている。命をかけて、殺気を出して相手を殺すつもりでやる」、一馬は「明日は挑戦者のつもりで前口選手を倒しに行こうと思っている」とそれぞれ試合への意気込みを見せた。

 互いの印象については前口は「ユーチューバーですよね。よく見て僕も勉強している(笑)。1年半ぶりくらいの試合らしいが、体ががっちりしたなという印象。試合も器用。自分にないものがあるので、そういった面ではうらやましいが、明日は自分がパワーでねじ伏せる」と語れば、一馬は「格闘技界をずっと引っ張ってきた凄い選手。KNOCKOUTでMVPを取ったり、J-NETWORKの元チャンピオンだったり。凄い強い選手。僕からしたらレジェンドに値する選手。リスペクトを含めて、明日はパワーで来ると言っているが、僕も打ち合っても負けないくらい作ってきているので、明日は楽しみ」とリスペクトの姿勢。

 しかし「今日の印象は特に体つきは変わっていないが、腹筋が大きくなった気がする。三日月蹴りの対策だと思うが、腹筋を作ってきたからといって、三日月が効かせられないとは思っていない。しっかり効かせて勝ちたい」と三日月蹴りでのKOを宣言。

 これに前口が「自分は三日月では倒れない。ボディーでは倒れない」と応じると一馬は「三日月は倒せなくてもいいと思っている。上で打ち合うなら打ち合ってやろうと思っている」とパンチでの攻防にも自信を見せた。
「RISE144」(12月18日、東京・後楽園ホール)

◆メインイベント (第8試合) ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
緑川 創(RIKIX)vs 憂也(魁塾)

◆セミファイナル(第7試合) スーパーフェザー級(-60kg)3分3R延長1R
一馬(MONSTAR GYM)vs 前口太尊(TEAM TEPPEN)

◆第6試合 フライ級(-52kg)3 分 3R
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)vs 田渕涼香(拳聖塾)

◆第5試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
松谷 桐(VALLELY KICKBOXING TEAM)vs 佐藤九里虎(FAITH)

◆第4試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R
鳩〔あつむ〕(TSKjapan)vs 酒井柚樹(TEAM TEPPEN)

◆第3試合 バンタム級(-55kg) 3分3R
知花デビット(エイワスポーツジム)vs 内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM)

◆第2試合 ミニフライ級(-49kg) 3分3R
ユリカ・グラップリングシュートボクサーズジム(グラップリングシュートボクサーズ)vs AKARI(TARGET)

◆第1試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
YUU(リアルディール)vs 青木朋哉(和術慧舟會 駿河道場)

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