長谷川博己「心の機微を感じ取っていただけたら」大河ドラマ『麒麟がくる』はクライマックスへ



 信長(染谷将太)、秀吉(佐々木蔵之介)に対する思いや関係は、放送回を重ねる中で、変化してきた。

「こういった状況なので、雑談などはたくさんできなかったのですが、終始ミステリアスだった染谷さんに色々と話しかけてみたり、蔵之介さんには現場を引っ張ってもらったり、制限がある中でみなさんと楽しい時間を共有させていただきました。

 本能寺が近づいている。

「これから物語は佳境を迎えることになりますが、その先にはみなさんも気にされている「本能寺の変」が待っています。この作品の中で新しい明智光秀を描いてきましたが、「本能寺の変」に関してもこれまでにない新しいものになるのではないでしょうか。なぜ、光秀は「本能寺の変」に至ったのか。見てくださる皆様に、その心の機微を感じ取っていただき感情移入していただけたらうれしいです。

 この役から離れるのは少し寂しい気持ちもありますが、クライマックスは本当に面白いものになっていると思いますので、最後までみなさんに楽しんでいただければ嬉しいです。そして、次に始まる『青天を衝け』につなげられたらいいなと思っております。ずっとこうやって大河ドラマを続けていってもらいたいなと、なにがあっても続けてもらいたいなと思っています」

『麒麟がくる』は、毎週日曜、総合で午後8時、BSプレミアムで午後6時、BS4Kで午前9時。再放送もある。