インディー界の雄・長瀬館長が自身の披露宴試合でザ・グレート・サスケとの“友情タッグ”で激勝

藤波辰爾がお祝いコメント(撮影・伊藤健史)

藤波辰爾、武田幸三がお祝いビデオメッセージ


 その長瀬館長が同年9月3日に絵美さん(旧姓藤間)と入籍し、披露宴で自ら試合をすることになった。プロレス関係者などの結婚式でプロレスの試合が行われることはあるが、自身の披露宴で自ら試合をするのは前代未聞だ。

 妻の絵美さんは幼少の頃、プロレスファンだった兄の藤間則之さんに連れられて埼玉県下の会場で観戦。その際、アブドーラ・ザ・ブッチャーの試合の場外乱闘に巻き込まれ、則之さんとはぐれてしまったのだという。迷子になって泣いている絵美さんを優しくあやしてくれたのが藤波辰爾だった。プロレスがきっかけとなり、その後、長い月日を経て、長瀬館長と絵美さんが結ばれることになったが、長瀬館長は「お兄さんがいなければ、2人が出会うことはなかった」と力説している。

 披露宴では、縁があった藤波のほか、長瀬館長と交流があり、K-1などで活躍したレジェンドキックボクサーの武田幸三がお祝いのビデオメッセージを寄せるビッグサプライズも。そのほか、キックボクシング元UKF世界スーパーウエルター級王者・黒田英雄氏が来場し、リングであいさつした。