女子フライ級王座決定トーナメントは壽美と真優が決勝進出【Krush.121】

壽美(左)の左ハイ(撮影・蔦野裕)
壽美(左)のパンチが芳美の顔面にヒット(撮影・蔦野裕)

壽美は芳美を完封。3-0の判定勝ち


 準決勝第2試合で壽美は今回がK-1ジャパングループ初参戦となる芳美(OGUNI-GYM)と対戦。

 1R開始と同時に距離を詰めパンチを放っていく芳美だったが、壽美は動じることなくさばくと、左ストレートに左の蹴りで試合を組み立てていく。ラウンド終盤、壽美はコーナーに芳美を追い込むとパンチの連打から左ストレート。これで芳美は一瞬腰を落とすがクリンチでダウンを免れる。

 2Rも芳美はアグレッシブにロー、パンチで仕掛けるが壽美は当てさせず、カウンターで迎撃。そして左ミドルにパンチの連打、ボディーへのヒザで攻め込んでいく。芳美は顔面に被弾しながらも反撃を試みるが、壽美の猛攻は続く。

 3Rも壽美は左ミドル、左インロー、左ストレートと左からの攻撃が冴えわたる。しかし驚異的なタフさを見せる芳美は倒れない。残り1分で芳美は起死回生を狙ったバックブローを放つが、壽美はしっかりガード。その後も攻撃の手を止めず、壽美がジャッジ3者とも30-27のフルマークの判定で勝利を収めた。