加藤虎於奈が王座獲得。兄レオナ・ぺタスとKrush初の兄弟同時王者の偉業達成【Krush.121】

悲願のベルト奪取に、兄レオナ(右)に駆け寄り涙の加藤(撮影・蔦野裕)

12月末に肩を脱臼「すごい不安だった」と涙


 判定の瞬間、加藤は涙。そして試合後のマイクで「試合前の12月末に兄ちゃんとスパーして肩を脱臼したり、すごい不安だったんですけど“俺ならできる”と言い聞かせて、ここまでやってきてよかったです」と試合前にケガを負っていたことを明かした。そして「空手時代から応援してくれたお父さんとか、亡くなっちゃったんですけどお母さんにベルト姿を見せられてめちゃめちゃうれしいです。兄弟で同時にチャンピオンというのは成し遂げたんですが、これからK-1のほうもチャンピオンを目指して頑張っていくので応援よろしくお願いします。ここまでたくさん応援してくれた人たちや友達だったり家族だったり。本当にやっていてよかったと思いました。前回、変な勝ち方しちゃったんですけど、もう1回タイトルマッチで松岡選手とやりたいです」と前回対戦し、K-1ジャパングループでは禁止されている頭を両手でつかんでのヒザ蹴りを受け反則勝ちとなった松岡力との再戦をアピール。そして最後は「今日はチャンピオンになったことに浸って、明日からは女の子のために頑張ります」とおなじみのフレーズで締めくくった。