田中圭、土屋太鳳からの評価は「アボカド俳優」!?映画『哀愁しんでれら』舞台挨拶

写真左から田中圭、土屋太鳳、COCO、渡部亮太監督
 大吾の娘のヒカリを演じたCOCOは本作が演技初挑戦。田中は「すごく堂々としてるし、普段と役の切り替えも自然とやっていたので、監督に途中で初めての挑戦と聞いて『えっ、そうだったの!?』というくらい普通に共演者として見ていた」と太鼓判を押した。さらに撮影中の交流を問われると「今はコロナでないんですけど、撮影していた時には現場に『お茶場』というのがあって、普通にお菓子を食べていました。寒い時期に朝から晩まで撮影していて、お芝居を別にすると僕らの楽しみはお弁当かお茶場しかないんですよ。お茶場がどれだけ充実しているかが現場のモチベーションにもなる」とエピソードを披露した。

 対するCOCOは「泣くシーンがいくつかあったので、それが難しかったんですけど、いちおう全部のシーンで泣けたので良かったです」と堂々としたもの。渡部監督は、COCOの起用理由に「インスタグラムを見た時から、圧倒的な存在感と空気感に惹かれてしまって。生で見ても空気感がすごくて堂々としていて『これはまさにヒカリだな、彼女以外にいないな』という思いがありながらも、演技経験がなかったのですごく悩んだんです。2人でいっぱいしゃべって、覚悟を決めて、頑張ろうねって言い合って頑張りました」と強い期待があったことを明かした。

 本作で3度目の共演となる土屋と田中。お互いの裏側を暴露するというコーナーでは、田中が「太鳳ちゃんはストレッチ馬鹿で、現場でもずっとストレッチしてるわけですよ。ちょっと気がつくと監督やスタッフさんの肩を揉んだりしてくれる。ある時、僕の肩を揉んでくれて、すごく上手でさすがストレッチしているだけあるなと。お返しに肩を揉もうと思って揉んだら、ガッチガチだったんですよ! 『お前、あのストレッチなんなん!』と本当にびっくりして、たまげましたね」と暴露。土屋は「何を言われるのかドキドキしてましたけど……この凝りはどうしようもないというか」と照れ笑い。

 土屋は「圭さんは裏も表もない。ありのままが服を着て歩いてきた、みたいな感じですね。すごい寝癖でそのまま現場に来ますし、ジャージを着てサンダルを履いてくる。でもすごく素敵で、心があたたかいですし、アボカドの……」と言いかけ、田中から「楽しみな発言でしたね、アボカドの?」と促されると「アボカドのように、外は柔らかいけど中はハードボイルドだよ、みたいな」と分かるような分からないようなたとえで煙に巻いた。

 この後、3日に26歳の誕生日を迎えた土屋のために、サプライズで生花を使いガラスの靴があしらわれた特製フラワーケーキが登場した。映画『哀愁しんでれら』は全国公開中。