“達人”野杁正明「会場が静まり返るようなKO」を宣言【3・28 K-1】

左のボディーにミットを持つ渡辺雅和代表も一瞬声を漏らした

格闘技界を席巻するカーフキックについては「流行りの技」とさらり

 K-1のウェルター級は現在、王座が空位となっている。野杁はベルトについて「そこしか見ていない。ここまでベルトを欲しいと思ったことはなかった。スーパー・ライト級のベルトを持っていて、二階級制覇をするためにベルトを返上した。なかなかチャンスが回って来ない中、こういうコロナという状況になってしまったので難しいとは思うが。だからこそ、ベルトへの執着は強くなっている」とし、2021年の目標として「今年こそタイトルに挑戦したいと思うが、どうなるかは分からない。もっとウェルター級が盛り上がってほしい。一時期すごく盛り上がっていたが、階級を上げる選手や下げる選手がいて、ウェルター級の日本人選手が元気がない。せっかく僕がいる階級なので盛り上がってほしい。K-1ウェルター級をみんなで盛り上げたい」とウェルター級の中心選手として、階級の活性化にも気を配った。


 また野杁は卜部功也とともにK-1公式YouTubeチャンネルで「K-1技術研究所」という技術を実演&解説する企画を行っているのだが、昨今、格闘技界を席巻する「カーフキック」については「蹴ったら効くと思うし、蹴られたら僕も痛いと思う。一時期、三日月蹴りが流行って、いろいろな選手が蹴るようになって、対策も出てきた。次はカーフキックが流行ってきた。今回のK’FESTAでも蹴ってくる選手はたくさんいると思う。どう防ぐか、どう当てるかは研究していかないといけないのかなとは思うが、僕自身は蹴ることも防御することもできる」と解説。そして「流行りの技という感じですかね(笑)」とさらり。


 もっとも「僕の試合内容や技も進化していかないといけないと思う」として「カーフキックも使えそうならどんどん使っていこうと思っている」と話した。



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