和牛、文字カウントはスクロールの数で?  初エッセイの出版イベントで驚きの一致

 


 同時進行でそれぞれが自由に書いて順番に発表するスタイルで連載している。2人にとって「初めての書き物の仕事」だけに、水田信二は毎回「そろそろ担当の人からメールが来るなと思ってひねり出します。申し訳ないと思います」。川西賢志郎も「リアルに苦戦するよね」と苦笑いだ。したがって締切のペースは隔月ということになるが、BKBは「それは……ゆっくりやな。それで締切ギリギリなの?」。川西は「こっちから、そんなに頑張ってるって出してないのに、そっちが聞いてきて『ゆっくりやな』ってやめてくれる?(笑)」。


 トークのなかで、水田も川西もお互いが書いたものを読んでいないことが判明。水田は1回目だけ読んだというが「恥ずかしい、ちょっと。普段、見せられていない部分を見せられている感じがする。本になったから今後は読むんじゃない?」。テーマがかぶったりすることを心配しないのかと聞かれると、川西は「でもかぶっても、いいんちゃうかな。テーマが一緒でも、全然違うことを書くからな」


 本書には、それぞれ16のエッセイ、トータル32編を収録。配信の視聴者からお気に入りの回はあるかと質問に、川西が本書のために書き下ろした漫才についての話だと答えると、「それは読んだわ! どのくらいの量、書いたかなと思って。相方の、全然多かった(笑)」と、水田。「わ~、そうやなって思ったわ。いうても、漫才に対する考え方は似ているから。そうやな、そうやなって読んでたわ」