みんなに元気を届けたい『LIVE EMPOWER CHILDREN 2021 supported by Aflac』リポート

moumoon

 MINMIは、最愛の父ががんと闘っていた時に書いたという『ミラクル』、そしてタオルを振り回しながら『シャナナ』を披露。hitomiは「4人の母をしています」と微笑み、「子どもに元気がなかったり、病気になると代わってあげたいなと思います。今日はみんなに元気を届けたい」と弾けるようなパフォーマンスで盛り上げた。


 ラストを飾ったのはTRFだ。DJ KOOが本紙とのインタビューで語っていたとおり、YU-KIが「みんなに元気になってもらいたいので楽しくやろうと思います」とあいさつすると『BOY MEETS GIRL』『survival dAnce〜nono cry more〜』で大団円を迎えた。


 そして、ライブは、予告されていたテーマソング『My Hero〜奇跡の唄〜』の合唱でフィナーレ。坂本龍一とつんく♂がコラボした楽曲だ。モニターには坂本のビデオメッセージが流れ、つんく♂はハワイの自宅から登場。「21組のアーティストをまとめるのは大変だった!」と制作エピソードを交えながら、本作に込めた思いを綴った。


 子どもたちやその家族に、つかの間でも楽しい時間を持ってほしい、そして元気や勇気を届けたい。そんなアーティストたちの想い、画面の向こうで支えた人たちの思いはきっと届いたはずだ。


 小児がんと診断される子どもたちは毎年2000〜2500人と、その数から注目されにくいのが現状だ。ただ、自分で通院できる大人と比べて、社会的な支援が必要とされている。



坂本龍一とつんく♂が初の共同制作! 
「LIVE EMPOWER CHILDREN」のテーマソング『My Hero~奇跡の唄~』


 坂本龍一とつんく♂が初めてタッグを組んで、『LIVE EMPOWER CHILDREN』のテーマソングとして書き下ろしたチャリティーソング『My Hero~奇跡の唄~』。ライブ当日も参加アーティストが歌い感動を呼んだ。夢の競演はイベント側が、がん体験者である坂本とつんく♂に打診し実現。坂本が作曲、つんく♂が作詞を提供している。

 アーティストが歌いつないでいく楽曲で、同じ想いのもとに集まった総勢21組が歌う。ライブに出演したTRFのYU-KI、hitomi、ピコ太郎をはじめ、河村隆一、DA PUMPのISSA、鈴木亜美、Every Little Thingの持田香織、倖田來未、FANTASTICS from EXILE TRIBEらが優しく、そして温かく歌唱している。小児がんを克服した子どもたちを中心とした「LEC(レック)こども合唱団」のコーラスとハーモニーも心に響く楽曲だ。配信及びCDジャケットは、世界的なポップアーティストであり、自身も精力的にチャリティー活動を行っているロメロ・ブリット氏が描き下ろしている。

 本テーマソングを通じて得られた収益は、チャリティーライヴで集まった寄付金とともに、全額寄付される。
全国の新星堂・WonderGOOにて発売中。
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