難攻不落の王者・佐々木大蔵に平山迅が「集大成という気持ち」で挑戦【5・30 Krush】

かねてから平山と戦いたいと思っていたという佐々木

佐々木「一段一段階段を上ってきている選手。本当に強い」


 受けて立つ佐々木は「前回の試合後にオファーをもらったが、自分のケガで平山選手をお待たせすることになって申し訳ないという気持ち。2カ月後になるが平山選手とリングで向き合えるのは楽しみ。平山選手はずっと見ていた選手。僕もどこかでやりたいと思っていたので、その日を楽しみに残り2カ月を過ごしていきたい」と話した。


 平山については「気持ちが強いというか、武骨な精神というか。平山選手の試合で印象に残っているのは牧平選手との試合。あの試合を見て平山選手の凄さを感じた。その時は階級も違うのでやることは考えていなかったが、スーパー・ライト級に階級を下げられたので、どこかでやりたいなという思いもあった。また先輩の山崎秀晃さんが平山選手と戦った時にセコンドに就いていて、その時にすごさも感じていた」とかねてから気になる存在であったことを明かした。平山は不可思戦の内容と結果で今回のチャンスをつかんだ形となってはいるが、佐々木は「不可思選手とやった時にガラッと変わったという印象ではない。こつこつ積み上げて、一段一段階段を上ってきている選手だと思っている。本当に強いと思っている。平山迅という一人の男、価値のある人間と試合ができることが楽しみ」と話した。


 佐々木といえば最近は試合を作品と見立てたうえで「アート」という言葉を使って表現することが多かったのだが、今回については「ずっとその言葉を使わせていただいているが、この間、いろいろ考えていて、アートとは自分で発するものではないなというような考えに至った」という。そして「最近は安定感があるというように言われてきているので、その“安定感”を打破できるようなものを見せていきたい」と語った。



「Krush.125」(5月30日、東京・後楽園ホール)
〈この日発表されたカード〉
◆Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
佐々木大蔵(王者/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs 平山迅(挑戦者/K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
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