見つけた、大切なウィンターストーリー<第2回SMALL WORLDS フォトコンテスト 授賞式 リポート>

グランプリに選ばれた、kenjiNさんの作品『星空のランディング』

 フォトコンテストは、スモールワールズ TOKYOの部活動「SMALL WORLDS写真部」の企画。2回目の開催で「スモールワールズTOKYOでみつけたウィンターストーリー」のテーマで広くから応募を募った。


 審査員と写真部員の厳正な審査を経てグランプリに選ばれたのは、kenjiNさんの作品『星空のランディング』。夜の「関西国際空港エリア」で撮影した1枚で、空に星が輝くロマンティックな景色を背に着陸する飛行機を収めた。


 発表した佐藤は「飛行機って夢を運んでる気がしません? それをまた夜、撮っている。いいですね。ほっとします」


 kenjiNさんは第1回目のフォトコンテストでも入賞しており、2回目の挑戦でのグランプリ受賞。「2回目は取るぞと思って頑張りました。この写真は、フォトコンをやっているのを知らないで(スモールワールズ東京に)来たら、おしゃれな演出をやっていたので撮りました。それでフォトコンをやっていると知ったので応募しました」と、余裕のコメント。


 審査員を務めたスモールワールズ TOKYOの近藤正拡代表は、受賞発表前のコメントで、本作について「個人的に負けたなと思う作品」だとし、「飛行機が飛んでいる写真って、タイミングが難しくて、なかなか撮れないんですよ。撮りたいから着陸させるようスタッフに言っても、そうしてくれない」と苦笑いで撮影の難しさを語っていた。


 準グランプリは、村田裕介さんの作品『冬の放課後』。こちらも撮影タイミングは夜の時間帯で窓から学生たちの姿が見えるというもの。審査員の一木広治氏が「スモールワールズTOKYOを象徴する一枚。リアル感があってドラマがある。作品のネーミングが最高」と受賞理由を説明すると、村田さんは「めちゃめちゃうれしいです、ありがとうございます!」と感激。


 受賞発表前から佐藤が「タイトルもハイセンス! すごい刺さった!」というお気に入りの作品。佐藤はこの場面を「スモールワールズTOKYOでみつけたウィンターストーリー」のテーマで撮影したのかと質問するなど前のめり。「冬って限定したのが良かった、肌で感じるものがありました」と目を輝かせた。



準グランプリ:村田裕介さんの『冬の放課後』