新星・平良達郎が日本軽量級の実力者・前田吉朗を61秒でスリーパー葬【修斗】

後藤(右)の右ストレート(撮影・荒木理臣)

 魚井が入るところに後藤がカウンターで右ジャブ、左ストレートで魚井がフラッシュダウン。すぐに立ち上がった魚井に後藤が追いかけパンチの連打。右アッパーで魚井のアゴが上がるが、倒し切ることはできず、魚井はガードを固め、ケージを回って後藤の攻撃をしのいでいく。後藤の優勢のままラウンドは終了。


 普段はフルスイングのフックを武器に序盤からプレッシャーをかけていく魚井だが、2R以降も後藤の右ジャブ、横蹴りが邪魔でなかなか前に出られない。逆に徐々に後藤がプレッシャーをかけ、魚井をケージ際に追い込んでいく場面が目立つようになる。


 3Rは後藤は魚井の一発を警戒し距離を取る。判定では分が悪い魚井だったが、後藤の右ジャブに踏み込めない展開が続く。パンチを出しても左フックの単発で終わり、後藤をとらえることはできず試合は判定に。3-0で後藤が判定勝ちを収めた。



「PROFESSIONAL SHOOTO2021Vol.2」(3月20日、東京・後楽園ホール)

◆メインイベント/第7試合「世界バンタム級チャンピオンシップ」5分5R
○岡田遼(パラエストラ千葉)(判定3-0=49-46、48-47、50-45)大塚隆史(T-GRIP TOKYO)●

◆セミファイナル/第6試合 61.2kg契約5分3R
○平良達郎(THEパラエストラ沖縄)(1R1分1秒、スリーパーホールド)前田吉朗(パンクラス大阪稲垣組)●

◆第5試合 65.8kg契約5分3R
●魚井フルスイング(和術慧舟會HEARTS)(判定0-3=27-30、27-30、26-30)後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A.)○

◆第4試合 77.1kg契約5分2R
●宮路智之(パラエストラ松戸)(2R3分18秒、TKO)菅原和政(マスタージャパン福岡)○

◆第3試合 77.1kg契約5分2R
○マックス・ザ・ボディ(BRAVE)(判定3-0=20-18、20-18、20-18)上原 平(リバーサルジム横浜グランドスラム)●

◆第2試合 インフィニティリーグ2020バンタム級5分2R
○野尻定由(勝ち点1/赤崎道場A-SPIRIT)(2R4分37秒、スリーパーホールド)一條貴洋(勝ち点1/ブレイブハート)●
※野尻が勝ち点3を獲得。

◆第1試合 61.2kg契約5分2R
●輝龍(roots)(1R42秒、ヒールホールド)高橋SUBMISSION雄己(和術慧舟會HEARTS)○
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