椿原龍矢が王者・江川優生に連勝し王座獲得【3・21 K-1】

序盤こそ、江川の攻勢が目立ったが(撮影・蔦野裕)

江川のプレッシャーに椿原はヒット&ウェーで対抗


 入場から終始笑顔の椿原と険しい表情の江川という好対照なたたずまいを見せた2人。


 江川の同門で3月11日にプロボクシングのデビュー戦を圧倒的なTKO勝ちで飾った武居由樹がリングサイドで見守る中、試合が開始。1Rから江川はプレッシャーを強め、前に出てボディーブロー。やや面食らったか、椿原は序盤はジャブを出せず前蹴りで距離を取って、足を使って江川の突進をかわしていく。しかし江川は前回の対戦ではケガのため出せなかった左インローも繰り出し、プレッシャーを強めていく。


 2Rも江川の前身は続く。椿原は足を使って回りながら右フック、左ハイと放っていく。勢いでは江川が勝るが、椿原も下がりながらも的確にパンチやキックをヒット。互角の展開となる。やや力みの見える江川はローが減ってパンチが増える。