元K-1ファイターの中島弘貴が初参戦。国内では約2年ぶりの復帰戦【5・22 KNOCK OUT】

会見する中島

「試合をしてから」と言いつつも「誰が来てもいい。かかって来い」


 中島は会見で「KNOCK OUTで試合ができることをうれしく思っている。自分自身、久しぶりの試合で初めてのKNOCK OUTのリングなので、KNOCK OUTのファンに熱い試合を見せたい」と静かに意気込みを語った。


 試合から離れていた時期については「練習をしていない期間もあったが、まだ自分はファイターだという自覚は持っていて、自己確認して“試合がやりたいんだな”ということに気づいた。そんなときにベストのタイミングで試合のお話をいただいた。そういう流れなのかなと思って出ることになった」と参戦の経緯も含めて説明。


 今後のKNOCK OUTでの戦いについては「まだ試合をしていないので、試合をしてから考えたい」と控えめながらも「誰が来てもいい。かかって来いという感じ」と語った。


 かつて敗れた海人は2月の「REBELS ~The FINAL~」で王者・日菜太を破り「REBELS-BLACKスーパーウェルター級王座」を獲得。KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級王者に認定されている。中島は海人については「意識しています。今の日本の70kgでは一番強いかなと思う選手」と評価。しかし「前回負けているので、やりたいという気持ちはあるが、まずは試合をしてから言わないと駄目かなと思っている」とここでもまずは目の前の試合に集中したいという意思を見せた。


 現在32歳とベテランと呼ばれる年齢になってきたのだが「特に自分的には年齢的な衰えは感じていない。コンディションもいい。エネルギーはだいぶため込んだので、そろそろ爆発させたい」と今後のファイトに意欲を見せた。


 宮田氏は中島について「海人選手がターゲットになっていくと思うが、中島選手と戦いたいと手を挙げてくれるファイターも必ず出てきてくれると思う。KNOCK OUT−BLACKの中量級に刺激を与えてくれる選手。これまでKNOCK OUTに参戦したことがある選手もない選手にも名乗りを挙げてもらえるような流れを期待したい」と中島の海人へのリベンジはもちろん、実績のある中島の首を狙う選手の出現を期待。そして5月の対戦相手についても「そういう名乗りを挙げるくらいの勢いのある選手とやってもらうのもいいかなと思っている」と語った。



この日は3つのカードが発表された。KNOCKOUT−RED スーパーフライ級王者・白幡裕星(左から2番目)は悠斗(右から2番目)と対戦。初参戦の竹内賢一(右端)は安本晴翔と対戦する
「KNOCK OUT 2021 vol.3」(5月22日、東京・後楽園ホール)
〈この日発表されたカード〉
◆スーパーファイト KNOCKOUT−RED フェザー級/3R3分・延長1R
安本晴翔(橋本道場)vs 竹内賢一(Ten Clover Gym 世田谷)

◆スーパーファイト KNOCKOUT−RED スーパーフライ級/3R3分・延長1R
白幡裕星(橋本道場)vs 悠斗(東京町田金子ジム)

◆KNOCK OUT−BLACK スーパーウェルター級/3R3分・延長1R
中島弘貴(LARA TOKYO)vs TBA(対戦相手は後日発表)

〈既報のカード〉
◆初代KNOCK OUT-BLACK スーパーミドル級王座決定トーナメント決勝戦/3分3R・延長1R
松倉信太郎(TRY HARD GYM)vs 田村 聖(拳心館)

◆初代KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)vs 宮越慶二郎(拳粋会宮越道場)
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