プリプリ王者・辰巳リカが伊藤麻希を退け、5・4後楽園での次期挑戦者に山下実優を指名【4・17 東京女子プロレス】

ビンタをもらい不服そうな山下(左)

 王座奪取がならなかった伊藤は「東京ドームって言うよりも普通に後楽園も埋められていなかったのがすごい悔しかったです。自信は相変わらずついたけど、何かそれに伴う集客だったり、そういうのをつけていかないといけなから、まだまだ伊藤はいろいろなところで試合をしたいなと思った。今日は負けたけど、たぶん明日やれば違うと思うよ。負けたけど完全に負けたとは思っていない。伊藤の自信とか全然へし折られてないし、“頭に絶望とかを染み込ませる”みたいな、格好つけたこと言ってましたけどね。全然絶望とか感じてない! むしろ明るい未来しか見えてない! 伊藤はまだまだ強くなって、宣言した通り、お隣の東京ドームに皆さんを連れて行きます。アイツ、伊藤一人で連れて行くと思ってらっしゃいましたけど、別に一人で行けるなんて思ってない。ハナからみんなの力を借りようと思ってる。でも、伊藤は引っ張っていきたいってこと。明日からイチからまた自分を見直します」と前を向いた。さらに、パートナーの山下の挑戦が決まったことに関しては、伊藤は「絶対セコンドつくよ。山下には勝ってほしい! 次はタッグベルトかな。山下には2冠王になってほしいね。時が来たら、また山下とタイトルマッチしてもいいし。伊藤が辰巳リカからベルトを引っぺがしてもいいし」と話した。


 次期挑戦者に指名された山下は「セコンドについて、伊藤のかっこいい姿も見られて。そこをまたさらに上を行くリカが強くて。勝った姿を目の前で見たんで、もちろん簡単な相手じゃないし。本当にベルトも久しぶりの挑戦なので。誘われる形で今回は挑戦になりますけど、ベルトは私にとって特別なものですし。来るときが来たかな、そのときが来たかなっていうふうに思うので。今日も伊藤のかっこいい姿を見ましたし、しっかり刺激ももらったので、私が勝ってまたベルトを持ちたいなっていうのはあります」とベルト奪還を見据えていた。



東京女子プロレス「Still Incomplete」(4月17日、東京・後楽園ホール)
◆オープニングマッチ 20分一本勝負
小橋マリカ&○汐凛セナ(8分39分、チェックメイト)宮本もか●&遠藤有栖

◆第二試合 20分一本勝負
渡辺未詩&○らく&原宿ぽむ(10分10秒、片エビ固め)まなせゆうな&桐生真弥&猫はるな●
※ドクターイエロー

◆第三試合 15分一本勝負
○山下実優(9分30秒、片エビ固め)乃蒼ヒカリ●
※Skull Kick

◆第四試合 3WAYタッグマッチ~ノータッチルール 20分一本勝負
坂崎ユカ&瑞希 vs ●中島翔子&ハイパーミサヲ vs 舞海魅星○&鈴芽
(10分40秒、片エビ固め)
※ラリアット

◆第五試合 インターナショナル・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
〈王者〉○上福ゆき(9分2秒、片エビ固め)角田奈穂●〈挑戦者〉
※フェイマサー。第5代王者が3度目の防衛に成功。

◆セミファイナル プリンセスタッグ選手権試合 30分一本勝負
〈王者組〉●天満のどか&愛野ユキ(17分36秒、首固め)沙希様&メイ・サン=ミッシェル○〈挑戦者組〉
※爆れつシスターズが3度目の防衛に失敗、NEO美威獅鬼軍が第8代王者組となる。

◆メインイベント プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分一本勝負
〈王者〉○辰巳リカ(19分36秒、片エビ固め)伊藤麻希●〈挑戦者〉
※ミサイルヒップ。第8代王者が2度目の防衛に成功。
<<< 1 2 3 4