竹内涼真が最高のパフォーマンス誓う ミュージカル『17 AGAIN』開幕

写真・宮川舞子

 竹内が35歳と17歳のマイクを演じるのも見どころの一つ。

 竹内は初日を迎えるにあたって発表したコメントで、「稽古というものを初めて経験しましたが、自分の知らない世界が広がっていて、僕の体の中にはない表現方法を取り入れるのが難しく大変な作業でした。でも何回も試行錯誤し最後にひとつの形にするという作業はすごく好きでした。演出の谷さんは役者に寄り添って演出してくださいましたし、共演者の皆さんが役を大事にして稽古に臨んでいる姿に感銘を受けました。全員で作品を面白くしようという気持ちで稽古を積み重ねられることが、すごく素敵だと思いました」。

 妻スカーレット役をソニン、親友ネッド役をエハラマサヒロが演じる。他出演に、桜井日奈子、福澤希空(WATWING)、有澤樟太郎、水夏希ら。日本公演の脚本翻訳および演出は、岸田國士戯曲賞、鶴屋南北戯曲賞を昨年受賞した谷賢一が担当する。

 竹内は「登場人物たちが抱えている問題は日常的にありふれたもので、みんな自分の目的に一生懸命というところが一番の魅力だと思います。この大変な時期に劇場に足を運んでくださる皆様には、心から感謝しています。最高のパフォーマンスをして、楽しい気持ちで劇場を後にしていただけるように全力で頑張りますので楽しみにしていてください」とコメントしている。

 東京公演は、6月6日まで同所で。その後、兵庫、鳥栖、広島、名古屋の全国5カ所で上演を予定している。

写真・宮川舞子