一馬が顔面への三日月蹴りで秒殺KO勝ち。命名「上弦ノ三日月」【RISE】

打ち合いには発展せず組み合う場面が多くなってしまったセミファイナル(撮影・小黒冴夏)

RISEの伊藤代表「試合が成立していなかった」

 一方、寺山は「悔しい。それだけです」とポツリ。判定には「(SNSで)クソ判定とか書かれていた。自分も攻められなかったということもあるし…。1回振り返ってみないと分からない」と語るにとどめた。

 作戦については「3割くらいできたかなという感じ」と話し、京谷の攻撃については「見えていたが、モーションがなくて、直前まで見えなくて…。途中から見えて、よけたり逃がしたりした。軌道も読みづらかったし、パンチも固くて、試合中に“入っちゃだめだな”と思った」と振り返った。

 再戦については「再戦したい。やらせてもらえるのなら。今日はかみ合わなかったが、違う作戦を考えて次は勝てるように頑張る」と語った。

 RISEの伊藤隆代表は大会の総括の中で、この試合について「試合が成立していなかった。試合をしていないという感じ。どこかのタイミングで再戦を組みたい」と話した。

第3試合の聖愛vs YAYAウィラサクレックはYAYA(左)が競り勝った(撮影・小黒冴夏)
「RISE149」(5月23日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント(第7試合) スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
○一馬(MONSTAR GYM)(1R47秒、KO)ノラシン・スペチアーレジム(Speciale gym)●

◆セミファイナル(第6試合) バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
△京谷祐希(山口道場)(延長判定0-0=10-10、10-10、10-10 ※本戦判定0-0=30-30、29-29、30-30)寺山遼冴(TEAM TEPPEN)△

◆第5試合 ライト級(-63kg) 3分3R
○稲石竜弥(Team OJ)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)杉本卓也(WSRフェアテックス)●

◆第4試合 -83kg契約 3分3R
●小西拓槙(フリー)(判定0-3=27-28、27-28、27-29)武来安[ぶらいあん](上州松井ジム)○

◆第3試合 フライ級(-52kg) 3分3R
●聖 愛(魁塾)(判定0-3=29-30、28-29、28-29)YAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス幕張)○

◆第2試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
○常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)(2R2分37秒、KO)駿(FASCINATE FIGHT TEAM)●

◆第1試合 ライト級(-63kg) 3分3R
○樋口知春(極真会館)(判定3-0=30-28、28-28、29-28)塩川琉斗(TOP STAR GYM)●
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