【インタビュー】小池百合子都知事、東京五輪・パラが「いつか、コロナ禍のゲームチェンジャーだったねと言われるように」

 

ーー東京都が掲げる国際金融都市・東京構想の進捗についてお聞かせください。

 国際金融都市・東京構想は、もともと東京にあった国際金融のハブの役割がシンガポールや香港に分散した帰来があるなかで、もう一度東京に集中させようと、平成29年11月に打ち出したものです。その取組の一環として、官民連携のプロモーション組織である一般社団法人東京国際金融機構(FinCity.Tokyo)も創設しました。この構想をブラッシュアップしようと、昨年、有識者懇談会を設置したところです。素案を6月中にまとめ、秋には構想を改訂していきます。

 都としては、グリーン、サステナブルを中心としたイニシアチブをとって、国際金融の拠点として確固たる地位を築いていきたいと考えています。

 コロナの影響は、世界のあらゆる歴史に残ります。コロナでさまざまな問題が明るみになり、コロナを乗り越えた社会をどのように持続可能な社会にしていくのか、サステナブル・リカバリーの視点で成長戦略を描く必要があると考えています。

 その柱として、環境プロジェクトなどに使用する「東京グリーンボンド」を都債で広く募っていて、「ソーシャルボンド」も発行しています。それぞれ300億円ずつですが即日完売するような人気です。Tokyo Green Finance Initiative(TGFI)の発展に向けて予算を組み、そのツールとして東京グリーンボンド、ソーシャルボンド、そして、都と機関投資家が出資する官民連携の「サステナブル エネルギーファンド」に10億円の出資を予算計上しています。