寧仁太・アリが元王者・山際和希を破りウェルター級のトップ戦線に躍り出る【Krush.126】

寧仁太の豪快な右ハイキック(撮影・上岸卓史)

 2Rになると寧仁太の強烈な右ミドルで山際の左わきが赤くはれ上がる。山際もロー、ミドルで反撃。寧仁太は打ち下ろしの右ストレート。リーチで劣る山際は距離を詰めたいが、寧仁太の右ロー、左ジャブに詰められない展開が続く。

 3Rも寧仁太の右ロー、ミドルの威力は衰えず。寧仁太はキックからワンツーにつなげ、山際を追い込んでいく。山際は右ミドルからパンチも距離が遠く決定打とはならない。寧仁太は右ローから強烈な打ち下ろしの右ストレート、左ハイと放っていく。山際も飛び込んで右ストレートも単発。寧仁太は右ローから右フック。下がる山際に右ボディーで追撃。残り10秒、寧仁太はガードを下げて“打ってこい”と挑発する余裕も見せる中、試合は終了。

 連続KOこそ途切れたが寧仁太が3-0の判定で勝利を収めた。

「Krush.126」(6月25日、東京・後楽園ホール)
◆プレリミナリーファイト第1試合/Krushフライ級/3分3R
○大夢(WIZARDキックボクシングジム)(2R2分12秒、KO)麗斗(K-1ジム総本部チームペガサス)●

◆プレリミナリーファイト第2試合/-71kg契約/3分3R
●夜叉猿(力道場静岡)(判定0-3=29-30、29-30、28-30)森田奈男樹(エイワスポーツジム)○

◆第1試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●佐野純平(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(3R42秒、KO)目黒翔大(優弥道場)○

◆第2試合/Krush女子ミニマム級/3分3R・延長1R
○真美(Team ImmortaL)(延長判定2-1=10-9、9-10、10-9 ※本戦判定0-1=28-29、29-29、29-29)ケイト・ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪)●

◆第3試合/Krushスーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○稲垣 柊(K-1ジム大宮チームレオン)(判定3-0=30-28、30-28、30-29)塚本拓真(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)●

◆第4試合/Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●提髪和希(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(延長判定0-3=7-10、7-10、7-10 ※本戦判定0-1=29-30、29-29、29-29)安川侑己(志村道場)○

◆第5試合/Krushウェルター級/3分3R・延長1R
○FUMIYA(ポゴナ・クラブジム)(1R59秒、KO)絢太(CUC)●

◆第6試合/Krushフェザー級/3分3R・延長1R
●鷹大(WSRフェアテックス西川口)(1R3分、KO)國枝悠太(二刃会)○

◆セミファイナル(第7試合)/Krushウェルター級/3分3R・延長1R
●山際和希(谷山ジム)(判定0-3=28-30、28-30、29-30)寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス)○

◆メインイベント(第8試合)/Krushフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○新美貴士(名古屋JKファクトリー)(1R16秒、TKO)岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)●
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