Krush王者・新美貴士「K-1フェザー級は王者以外強いと思う選手はいない」【Krush.126】

左ストレートでアゴを打ち抜く(撮影・上岸卓史)

 新美は試合後のマイクで「過去に1度敗れている岡嶋選手だったのでプレッシャーもあったんですけど、何とか勝つことができて良かった。みなさんのおかげだと思っています。嫁にケガなく帰ってきてと言われていて、僕はケガとか考えてなくて、死んでもいいと思ってリングに毎回上がっていて、勝ててホッとしています。次はK-1に乗り込んでやろうと思うので、また楽しみにしていてください」とK-1参戦をアピールした。

 新美は試合後の会見で「最初から自分のペースをつかめて、いいパンチを当てられたのでこういう結果につながったんだと思う。僕のように距離を取ってもうまくない選手は自分の持ち味を生かすしかないので、最初から出るしかないと思っていた。こんなに早く終わるとは思っていなかったが結果的にはこういう形になった」などと試合を振り返った。

 トーナメントから勝ち方をつかんできたように見える新美だが「それもありますし、ずっと真面目にはやっていたんですが、(最近は)練習の時からさらに1回1回追い込んでやるようになって、それが結果につながっているのかなと思う」と話した。

 これで早くも2度目の防衛を果たしたのだが「今は若くて勢いのある選手は強い選手が多い。またそういう選手が挑戦してくる可能性はあるので、誰が来てもいいように勝っていきたい」と今後の防衛戦にも意欲を示した。