皇治が引退示唆。バッティングで負傷の梅野には「心から申し訳なかったと思っています」【RIZIN.29】

決勝で3Rを戦った白鳥(左)と皇治

グローブを吊るす?「それもしっかり、考えなあかんと思います」

 そして現在の心境を問われ「散々エラそうなこと言うて、受け入れなアカンことも人生にはたくさんあるのかなって考えてます」と答えた。

 この「受け入れなければいけないこと」については「批判ももちろんですけど、いっぱい悔しい事がありましたし、絶対に自分ならできると、自分ならできるというか、やらないとあかんと思って、必死にやってきましたけど、やっぱり、そうですね、すべてを見返すために頑張ってきたとか、いろいろ思ってやってきましたけど、人生そんなに簡単なもんじゃないと自分の弱さをちゃんと受け入れて人生突き進まなあかんのかなっていうふうにも考えています。結果を受け入れるということですね」と語った。皇治の前に会見した白鳥は「ここから這い上がってくる皇治選手を見てみたい」と言っていたのだが「今はもう、本当に、なんべんも言いますけど、悲劇のヒロインぶってるんじゃなくて、本当に申し訳ないと思ってるんで。梅野選手はもちろん、たくさんの人が、皆さんもそうですけど、協力してくれて、こういう舞台に立てた、それをこういう形にしてしまったのは本当に申し訳ないなと、今はそれだけですね」語るにとどめた。

 梅野との再戦については「今は戦いたいというよりは、まあ、そうですね、しっかり、会って、謝りたいですね。はい」と語るにとどめた。

 今後については「自分がしたことなんで、すごく、申し訳なく思ってますし、吹っ切れなあかんことはいっぱいあるなと思ってます」「本当に、全力でたくさんの人にサポートしてもらって間違いなくいい練習ができましたし、自分の実力のなさ、自分の限界を認めるのもこれからは必要だと思っている。梅野選手やファンの皆さんに申し訳ないけど、マイナスにとらえずにしっかり考えなあかんとは思っている」などと微妙な言い回し。

 ファンの中で「皇治は引退するのでは」という声が出ていることについては「ぶっちゃけた話、彼ら強いですし、強い選手もたくさんいる。いっちょまえのことばかり言ってきましたけど、若い選手たちに盛り上げてもらったらと思ってますし、自分がこの年までできたのはみんなのおかげだと感謝していますし、そういうふうに思っています」と答えた。「グローブをつるす(引退する)」という意味かと問われると「それもしっかり、考えなあかんと思いますし。まあ梅野選手がね、ああなっているんで次頑張るといかは今は全然考えていないです」と引退をほのめかす言葉も。