五輪組織委のチケット担当者「本当に申し訳ないという思いでいっぱいです」と涙

(Photo by Tokyo 2020)

 返金時期についてはパラリンピックが終了次第となるのだが、その理由について鈴木氏は「もともと想定していなかったイレギュラーな対応になるので、具体的な手続きとか、それに要する時間がどれくらいかというのは、もう少し時間をいただき、手順等を確認しながらご案内させていただきたい」と話した。

 また鈴木氏は記者との質疑で「本当に申し訳ないという思いでいっぱいです。東京2020大会を楽しみにしていただいていたお客様のご期待に沿うことができないことを本当に残念に思っています」「チケットをお持ちのおひとりおひとりの気持ちを考えたときに、なんとかご期待に応えられるように頑張っていきたいということで。このタイミングまで、こういう形でご要望にお応えできない方が大多数となってしまったことについては本当に心苦しく思っていますけれども、皆様と一緒に大会を成功させて、一人でも多くの子供たちや若い人たちに一生の財産となるような機会を提供したいと…そういう思いで取り組んできたことはご理解いただきたい」などと涙交じりで言葉を詰まらせる場面もあった。

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