佐々木蔵之介、働きすぎの清の雍正帝を熱演!最新舞台『君子無朋』始まる


 佐々木が雍正帝に魅せられて実現した公演。参加した中国史の真相を読み解いていくドキュメンタリーシリーズ「中国王朝 英雄たちの伝説」(NHK)で雍正帝の人生をたどるなかで、暴君ではあるもののユニークな独裁政治をしていることに、「作品にできたらいいのではないか、演じてみるのも面白いな」と思ったという。

 脚本はそのドキュメンタリー番組で中国を一緒に旅したNHKの阿部修英氏。「皇帝の中でも一番エキセントリックで、一番面白くて、一番パワハラで、一番ワーカーホリックなのが、おそらく雍正帝だと思う。それを史実に基づいて書いた」という。

 演出の東憲司は「雍正帝は独裁者でありひどい男なんだけど魅力的。日本人には中国の皇帝というのはなじみはないと思いますが、この話は現代の日本とマッチしていると思います。この人が今の世の中にいたらどうなるんだろうということを考えながら稽古をしてきた」という。