メインで迅也、セミでは中澤誠弥が揃って1RKO勝ち【Krush-EX】

第4試合、原田優介がデビュー戦を飾る(撮影・上岸卓史)

日本拳法出身の原田優介がデビュー戦で判定勝ち

 この日の第4試合で行われたスーパー・ライト級戦で日本拳法で大学から社会人と多くのタイトルを獲得した原田優介(K-1ジム大宮チームレオンがデビュー戦に臨み、水上陽生(ポゴナ・クラブジム)に3-0の判定勝ちを収めた。

 1R、サウスポーの原田は序盤から左ミドルから左右のパンチを連打。常にプレッシャーをかけ続け、左ストレート、左ボディーで水上を攻め込んでいく。水上も右ストレートで反撃も単発。

 2Rも原田はプレッシャーをかけ距離を詰めると左ミドル、左ストレート、左ボディーストレートを的確に水上にヒット。左ストレートでは水上のアゴが上がる。水上の右ハイはしっかりガード。水上がガードを固めたとみるや右フックと冷静な試合運び。ラウンド終盤、原田が詰めて左フックを放つとバランスを崩す水上。
 
 3R、分が悪い水上は右ミドルを連打も原田はしっかりガード。そしてプレッシャーをかけ前に出ると左ミドル、左ストレートを打ち込んでいく。下がってロープを背にした水上に原田は右フックで飛び込み、返しの左フックでダウンを奪う。立ち上がった水上に原田は左ストレート。水上は右ミドルも原田はここもしっかりガード。水上は左右のパンチで反撃も原田のガードは固い。逆に原田のパンチの連打が的確に水上にヒット。

 試合は判定となったがジャッジ3者とも30-26で原田が判定勝ちでデビュー戦を飾った。

「Krush-EX 2021 vol.4」(8月7日、東京・GENスポーツパレス)
◆第1試合 -58.5kg契約/3分3R
○小松貴哉(K-1ジム五反田チームキングス)(判定3-0=30-26、30-25、30-25)田中秀汰(PITBULL)●

◆第2試合 Krushライト級/3分3R
△井上修一(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)(判定1-1=30-29、29-30、29-29)新太(K-1ジム心斎橋チームレパード)△

◆第3試合 Krushバンタム級/3分3R
○小島卓也(優弥道場)(判定3-0=30-27、30-27、30-26)西槇隼汰(POWER OF DREAM)●

◆第4試合 Krushスーパー・ライト級/3分3R
●水上陽生(ポゴナ・クラブジム)(判定0-3=26-30、26-30、26-30)原田優介(K-1ジム大宮チームレオン)○

◆第5試合 Krush女子アトム級/2分3R
○豊嶋里美(TEAM OJ)(判定3-0=30-29、30-29、30-28)Kiho(TeamK.O.Garage)●

◆第6試合 Krush女子アトム級/2分3R
○森川侑凜(GRES 8Mile GYM)(判定3-0=29-28、29-28、30-28)加藤りこ(K-1ジム五反田チームキングス)●

◆第7試合 Krushバンタム級/3分3R
○祐嘉(K-1ジム五反田チームキングス)(判定3-0=30-27、30-27、29-27)しの(KSG)●

◆セミファイナル(第8試合)Krushバンタム級/3分3R
●嶋 拓実(K-1ジム大宮チームレオン)(1R1分7秒、KO)中澤誠弥(PITBULL)○

◆メインイベント(第9試合)Krushライト級/3分3R
○迅也(北斗会館浅科道場)(1R58秒、KO)志村力輝(兼清流総本部)●
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