佐藤光留が故青木篤志さんの魂を持って大仁田厚に電流爆破戦を直訴【ハードヒット】

大仁田(右)はセミファイナルでストリートファイトトルネード電流爆破バット6人タッグデスマッチに出場

 これに対して、大仁田が「全日本じゃなく、青木選手と佐藤の願いだな。青木選手の遺志を継いで、オマエが電流爆破のリングに上がるんだな? 今の電流爆破はただもんじゃないぞ。それでもいいのか?」と言うと、佐藤は「どんな電流爆破でも、俺と青木さんのプロレスでいきます。よろしくお願いします」と懇願。

 大仁田が「地雷に落とすかもしれないぞ」と言えば、佐藤は「落とされるかもしれないですよ。でも青木さんが大仁田さんを地雷に落とすかもしれない。覚悟してます」と返答。大仁田は「怖じ気づくなよ。地獄のデスマッチ。昔のバットだけのとは違うぞ。青木選手の遺志を継ぐなら最後まで貫き通せ。青木選手の遺言だろ」として受諾した。

 青木篤志さん、佐藤と大仁田はかつてアジアタッグ王座を巡って死闘を繰り広げ、電流爆破のリングでも戦った。青木さんは2019年6月3日、バイク事故で帰らぬ人となったが、佐藤は昨年8月29日、富士通スタジアム川崎で開催した自身の20周年興行で大仁田にオファーを出した。大仁田は佐藤の20周年祝いと、青木さんへの追悼の意を込めて電流爆破デスマッチを敢行した。