剛力彩芽とDream Amiが『#チャミ』で初ミュージカル W主演&二役に挑戦「2人でいろいろできる!」


ーー周りの男性キャストとのチームワークもよさそうですね。

Ami:助けられています。私も剛力さんも自分のやることに集中しちゃうので、そこを盛り上げてくれる。私と剛力さんが相談したり話せるようになったのは、男性たちがいたからというのはあります。

剛力:安心するんだよね、いろいろ待ってくれている感じがする。

ーー仲の良さが『#チャミ』のインスタグラムアカウントから伝わってきます。

剛力:SNSを扱っている作品ですし、みんなでインスタグラムを更新しています。ただ、私自身はチャミの公式をストーリーに上げているだけで何もやってないんですけど(笑)。『#チャミ』は本当に稽古場の雰囲気がいいし、キャストはめちゃめちゃ仲がいいので、この空気を伝えたいなあって思うんです。普通に人と会うのが難しくなった中で、マスクごしでも楽しさが伝わってくる。そういうのを伝えるSNSはいいなって思います。

ーーSNSって、報道になるとネガティブなアングルで伝えられることが多いですけど、本来は楽しいとか笑顔とかポジティブなことを伝えるためのツールだよってことを改めて感じさせてくれるというか……。『#チャミ』もそうしたことを届けてくれそうです。

Ami:そうですよー! 作品はめちゃめちゃポップですから! いろんな世界観を取り入れたミュージカルですから、キュンとする青春な甘酸っぱいシーンもあれば、バトルがあったり。楽曲もいろいろあって、男性はラップもしています。ライブに来た感覚で楽しんでもらえると思います。

ーーさて、改めてですが、『#チャミ』ってどんなふうに楽しめるミュージカルになりそうですか? 

Ami:すごいファンタジーな世界観のお話ではあるんですが、ところどころで心に残るセリフがあって、観に来てくださった方のなかに残ると思うんです。背中を押せる作品でもあるので……私は悩み事がある人こそ見てほしいかな。

剛力:見に来てもらうだけで明るい気持ちになれる作品です。この言葉、欲しかったみたいなのもあると思いますし。ミホもチャミも、ミホに片思いするコデも、ミホが恋するジニョク先輩もみんなWキャストで、響くところが毎回違うと思うので、できたら全部見てもらえたらうれしいですよね……なかなか状況的に難しいとは思いますが。

ーーどんなセリフや言葉なのか気になります。

剛力:私は後半戦のチャミの言葉です。最初は完璧に見えていたチャミにより血が通いだすというか人間らしい言葉を発するようになるんです。好かれて当たり前、完璧でいて当たり前でいなきゃいけない女の子チャミは、AIみたいな印象でもあったんですけど、意外とそうじゃないぞって。そこにはやっぱり、心のつながりがあるって響くような

Ami:私も後半はすごく共感します。ミホの言葉には常に共感できるんですけど。でも大半の人はそうじゃないかな。

ーー最後に、それぞれ好きなシーンを教えていただきますか? きっとそこも見どころになってくると思います。

Ami:私はというか……たぶん同じだよね。

剛力:15場! ていっても、私たちしか分からないよね(笑)。キュンなシーンです。

Ami:ミホとコデのシーンで、めっちゃいいんですよ。歌詞がすごくいいんです。自分に言われている気がするんです。ミホだから、ミホを演じてるからということではなくて、客席に座っていてもきっと自分に言われていると感じられると思います。

剛力:井坂(郁巳)さんと反町(宗一郎)さんのコデもそれぞれ違うから…響き方も違うんです。音楽と言葉と演出、風景がぴたっとマッチしてる。

Ami:あれはいいなあ……。

 

(TOKYO HEADLINE 酒井紫野)