東京スカイツリーが金色ライトアップ!日本初の小児がん啓発キャンペーンがスタート

元SKE48でタレントの矢方美紀 撮影・堀田真央人

がんサバイバー、元SKE48矢方美紀「自分の身体と向き合って」

 キックオフとしてこの日、東京スカイツリーで行われたスペシャルイベントでは、「Smile Action〜小児がんの子供たちとご家族が輝かしい未来を“笑顔”で過ごせるように〜」をテーマに、小児がんに関するシンポジウムや、スペシャルライブ、そして、点灯式が行われ、イベントの様子はインターネットで生配信された。東京スカイツリーのライトアップは、小児がん支援ライブ開催経験のあるエイベックス・ヘルスケアエンパワー合同会社、および小児がん基金一般社団法人「Empower Children」のサポートにより実現した。

 第一部のシンポジウムでは、小児がんについての知識や経験談が語られた。国立成育医療研究センター小児がんセンターの松本公一氏は、年間2000〜2500人が発症するといわれている小児がんは、種類が多岐にわたることから、発見が難しいこと、また、克服した患者の4割に合併症が起こることを課題に挙げ、長期のフォローアップのためのデータシステムや、専門外来を整備する必要などを伝えた。

 自身がAYA世代(思春期・若年成人)のがんサバイバーである元SKE48でタレントの矢方美紀は自らの経験を交え、トークセッション。「乳がんは自分でセルフチェックできるもの。私もセルフチェックでがんを見つけました。自分の身体と向き合うことを忘れないで」とメッセージを届けた。