REDスーパーフライ級王者の白幡裕星が老かいなサンチャイに判定負け【KNOCK OUT】

距離が詰まるとサンチャイは組み付き倒していく(撮影・蔦野裕)

1Rに右フックでまさかのダウン

 試合は1R序盤から白幡が積極的に仕掛け、右ジャブ、左ハイ、左ミドルと放っていく。サンチャイは白幡の打ち終わりに右ミドル、右ストレートを合わせていく。ラウンド中盤、白幡が右フックを放つとサンチャイは体を入れ替え、右フックを打ち込むと虚を突かれた白幡はまさかのダウン。特にダメージはない白幡はすぐに立ち上がり、ダウンを取り返すべく前に出てパンチを放つが、サンチャイもパンチを打ち返し、組み付くと首相撲でこかそうとする。白幡もこかそうとするが体幹の強いサンチャイはなかなか倒れない。

 2R以降も白幡はプレッシャーをかけて左ミドル、左ロー、左ストレートと放っていく。サンチャイはパンチを打ち返し、距離が詰まると組み付き、ヒザの打ち合いからこかしに行く。この老かいなサンチャイの戦法に白幡の攻撃は単発に終わってしまい、最後まで決定打を放つことができず。試合は判定となり1Rのダウンがものをいい、サンチャイが判定勝ちを収めた。

「KNOCK OUT 2021 vol.4」(9月25日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント 第8試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメント決勝 3分3R・延長1R
○花岡 竜(橋本道場)(判定3-0=30-29、30-29、30-29)濱田 巧(team AKATSUKI)●

◆第7試合 スーパーファイト KNOCK OUT-RED -53.0kg契約 3分3R・延長1R
●白幡裕星(橋本道場)(判定0-3=28-30、28-30、28-29)サンチャイ・TEPPEN GYM(TEPPEN GYM)○

◆第6試合 初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦 3分5R・延長1R
●安達浩平(team AKATSUKI)(3R1分10秒、KO)響波(Y’s glow)○

◆第5試合 KNOCK OUT-RED -54.0kg契約 3分3R・延長1R
●石川直樹(team Lit)(判定0-3=29-30、28-30、28-30)ユット・ZERO(ZERO)○

◆第4試合 KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R・延長1R
○大谷翔司(スクランブル渋谷)(2R21秒、KO)麻火佑太郎(PHOENIX)●

◆第3試合 KNOCK OUT-BLACK -63.5kg契約 3分3R・延長1R
○Apollo中山(GOD SIDE GYM)(延長判定0-3=9-10、9-10、9-10 ※本戦判定1-0=28-27、28-28、28-28)般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)○

◆第2試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメント準決勝(2) 3分 3R・延長1R
○花岡 竜(橋本道場)(判定3-0=29-28、30-29、30-29)空龍(空修会館)●

◆第1試合 初代KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級王座決定トーナメント準決勝(1) 3分 3R・延長1R
○濱田 巧(team AKATSUKI)(1R2分6秒、KO)心直(REON Fighting sports GYM)●
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