永野芽郁「原作を読んだ母が、この役を芽郁がやってくれたらと言っていた」“奇跡”明かす

撮影・小黒冴夏

 永野が演じる主人公の血のつながらない父親を演じた田中は「自分も父親なので最初はどうにかなるだろうと思っていたんですけど、芽郁ちゃんが(実子より)歳が近いので、自分の父親としての経験がまったく生きなかった。お兄ちゃんにならないよう意識しました」と、役との共通点が少なかったと明かし「共通点は懐が深いところくらいですかね」と笑いをさそった。

 全くピアノが弾けない状態から3カ月で自然に演奏できるまでになったという永野。「手が動かなくなってきたと思ったときに、田中さんがケーキを買ってきてくださった」と感激しきり。田中も「長い時間、感情を動かす芝居を続けていて、俳優としてすごい尊敬していたんです」と永野をいたわっていた。

 10月29日より公開。