落合モトキら豪華キャストが約1年ぶりの有観客公演!コントと音楽 vol.3『くたばるものかよ』スタート

 映画監督の飯塚健が脚本・演出・選曲を務めるエンターテインメントショー、コントと音楽 vol.3『くたばるものかよ』が丸の内のコットンクラブでスタートした。vol.2.5「番外配信編」を経て約1年ぶりの有観客公演。キャストは新メンバーに落合モトキ、川久保拓司、傳谷英里香、片岡礼子を迎え、vol.2「他人関係」より足立梨花、関めぐみ、山中聡が続投する。開演前日には関係者向けのゲネプロが行われ、生まれ変わった「コントと音楽」が幕を開けた。

丸の内「コットンクラブ」でスタートしたコントと音楽 vol.3『くたばるものかよ』(撮影:Tsuneo Koga/コットンクラブ)

 舞台はコットンクラブの客席中央に設置されたテーブル。会場に到着したゲストのように、キャストたちが次々と階段を降りて席に着く。モトキ(落合モトキ)がさめざめと泣き出すと、礼子(片岡礼子)が「ねぇ」と声をかける。兄の拓司(川久保拓司)はスマートフォンから目を離さない。何かを待っているモトキと拓司の会話に、ハイテンションの叔父(山中聡)が突然割って入り、傳谷(傳谷英里香)、めぐお(関めぐみ)、礼子(足立梨花)を巻き込んだ大喜利で時間を潰すことに……。

 幕間には各キャストがステージに上がり、生バンドとともに豪華なライブを繰り広げる。中でも今回初参加の落合と傳谷による矢野まき&大橋卓弥(スキマスイッチ)の「ポートレイト」は白眉。

 ライブレストランの舞台装置を生かし、まるでその場で起こったハプニングを目撃しているような約90分。「コントと音楽」シリーズが持つイメージをある意味で裏切る、厳粛な場で思わず笑いが込み上げるといった人間の性を描いた。物語が進むにつれて明らかになる真実は2021年10月の“今”だからこそ胸に染みる。

 コントと音楽 vol.3『くたばるものかよ』は丸の内「コットンクラブ」で23日まで。

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