見るだけで恋愛力がアップする「バチェラー4」〈アラサー女子のバチェラー語り 1〉

合理思考の黄氏。考察のしがいがある (C) 2021 Warner Bros. International Television Production Limited

視聴者的にはバチェラーの好みが分かりやすい方が、見ていて考察のしがいがある。バチェロレッテと比べると分かりやすいが、女性は男性に比べて地雷を踏まないので、好みや傾向が見えないと、脱落の理由もいまいち納得がいかないのだ。その点今回は好みが分かりやすく面白い、というのがアラサー女子の総評となった。

 実際3話での脱落女性の中には、今までしっかり目立ってきた人もいた。ここまでくると、ロケの期間も長くなってきているからか、脱落シーンでライバルである女性たちの中にも涙がこぼれ始める。そういう意味では、同性である女性に好かれていた女性が脱落している、というふうにも取れるわけだが……。

B「婚活には、いい人であるかどうかっていうのはあんまり関係ないのかなと思うよ。私もそうだったけど、そういうのをすぐに見定められる人なんてあんまりいないから。特に男性なんて、女性の狡猾さとか、逆に本当の優しさとか、きちんと分かる人なんてほとんどいないんじゃない?」

A「今のところ、黄さんの前であざとく、可愛く振る舞えている女性が優勢に見えるね」

ミクニ「今回のバチェラー、あざとさが一つのキーワードになってそうだね。それにしてもみんな自然っていうか、あんまり女性から嫌われる空気の読めないあざと女子がいないのもすごいな」

B「あざとさもアップデートされていってるのかもね。女性は、同性から嫌われるとマズイってことも重々承知でしょ。黄さんの前ではあざとく、でも女性から嫌われない程度の謙虚さを……これは実際の恋愛でも活きそうだね」

3話では休井さんを超えるあざとさを発揮する女性が登場したこともあり「あざとい談義」に花が咲きつつ、2名の女子が脱落。次回4話は残り11名。一挙に3話連続配信ということで、来週も華金に一気見するしかない。次回もゲストを呼びながら、アラサー考察を行っていく。ぜひ、自分の感想と照らし合わせながら読んでみてほしい。

(文・ミクニシオリ)

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