「TSUBURAYA CONVENTION」で映画『シン・ウルトラマン』の公開日と主人公の名前がついに明かされる

シン・ウルトラマンと斎藤工(左から)

斎藤工「新二という名前は意味のある名前」

 その後、今年1月に発表された、3つのアイテムが並んだティザービジュアルについて言及されると、樋口は「1月ですか! 11カ月、これだけで本当に申し訳ない! 真ん中にある棒みたいなのが、“困った時に使うといい棒” なんですけど。意外と便利です」と最初はごまかしながら話していたが「言ってもいいことと悪いことがあるのですが、名前を言っていいらしいので」と注釈を入れたうえで「ベーターカプセル」です、と、初代ウルトラマン・ハヤタ隊員の変身アイテムとの同名称をさらりと明かす。そして「隣にあるぐちゃぐちゃしているのはヒモですね」と2つ目のアイテムもやはり濁す樋口に斎藤が「ドッグタグ的なもの」と補足すると、樋口から「カミナガシンジ(神永新二)って書いてあるんですけど、これは斎藤さんの役名」と、これまで“ウルトラマンになる男”とだけ発表されていた主人公のフルネームが発表される。しかしアイテム自体は何のドッグタグであるかは解禁不可なのだという。そして3つ目のアイテムについては「胸につけてるマーク」と、初代ウルトラマンの1メロの歌い出しのように説明しこの3つは「言ってしまえば“神永新二なりきりセット”」であるといい、これらアイテムのディテールに関しては「まあ、多分、全部思った通りのことだと思います」と説明。斎藤も「この部分は唯一くらいOKになりまして」と情報解禁の統制の厳しさをのぞかせつつ「新二という、特殊な、監督のお名前も真嗣ですが、僕は意味のある名前だと思っていますので。やっと僕もウルトラマンになる男から脱せるというか人格を持って、名前を名乗れるようになって少し楽になります」と語った。斎藤の言う“意味”についてはこれ以上の言及はなかったものの、初代ウルトラマンであるハヤタ隊員の名前が「進(シン)」であることに繋がりがあるのかは気になるところだ。また本作の企画・脚本を務める庵野秀明の代表作のひとつ「エヴァンゲリオン」シリーズの主人公の名も樋口真嗣監督からとった“シンジ”であったことも連想させる。

 その後、特報の第二弾が解禁された。たった18秒の続報だったが、流れたのは初代ウルトラマンの必殺技であるスペシウム光線を放っていると思われる映像。腕を十字にクロスさせたポーズと光線の正体について聞かれた樋口は、ステージの真ん中に置かれた、同じポージングのスタチューを指し「コイツが最初からいたら、全然驚きがない」と、イベントの絵作りにツッコミを入れつつ、「見ての通り」だと説明。斎藤は「(特報を)見たのは初めてです。18秒の映像、“短いな”とは思ったんですけど(笑)そこからさらに出し惜しみなのかな?という感じはしますけど(笑)、18秒からさまざまな情報やヒントをひも解いてくれる方もたくさんいるんじゃないかと思うので。かなり大きなヒントになるんじゃないかと思います」と語った。