おいでやす小田「嘘みたいな1年」静かに2021年を振り返る

 

 3人は、日本郵便の年賀状特設サイト「手紙の部屋」で、今年を振り返った時に思い出す人とのエピソードを語りながら、その人に思いを込めて年賀状を書く動画を公開している。赤楚は、高校時代から11年来の友人への思いを、近藤は仕事復帰の際に手助けをしてくれた人に、そして小田の年賀状の相手はというと「人生のいてのキーパーソンというか、一番重要な人物だったかもしれない」という、こがけんだ。

 その動画が映し出されると、小田は「こんな薄暗い中で僕の声だけして……無茶苦茶うれしい。小学校のころに見た怪物くんの映画のお父さんみたい」と、独特なリアクション。「(動画は)自分でも見て感動してしまった。感情が分かりにくく、愛想がいいタイプでもないのですが、感謝の気持ちはあります。それを年賀状にすると伝わる。やっぱり言わないとわからないこともあるので。年賀状に自分の気持ちを落とし込んで伝えるというのはいい手段だと思います」

 イベントでは、今年贈りたい年賀状を披露し、白い特設ポストに投かん。小田の年賀状は、一番感謝する先輩にあてたもの。ピン芸人になって、初めて「面白い」と言ってくれた人だという。「それがあるかないかは大きい。それがなかったら、とっくにこの世界を辞めている可能性もありますので、返しきれない恩です。わずかでもこの年賀状で感謝を伝えられたら。照れるんですけど、年賀状だったら感謝を伝えやすい」と、話した。