王者・新美貴士が計4度のダウンを奪って篠塚辰樹に完全KO勝ち。「ここは知名度だけで上がっても勝てないリング」【Krush.132】

3度目の防衛に成功した新美(撮影・蔦野裕)

 K-1ジャパングループの2021年最終大会となる「Krush.132」(12月18日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント第1試合で行われた「Krushフェザー級タイトルマッチ」で王者・新美貴士(名古屋JKファクトリー)が篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)にKO勝ちを収め、3度目の防衛に成功した。

 新美は昨年9月に開幕した「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」に出場。このトーナメントからファイトスタイルをとにかく前に出てノンストップで攻撃を出し続けるスタイルにチェンジした新美は、準決勝では優勝候補の玖村修平、決勝では森坂陸を破り王座を獲得した。今年2月にはトーナメントの優勝候補だったものの故障で欠場した斗麗を相手に初防衛を果たすと、6月には新鋭・岡嶋形徒にわずか1R16秒でTKO勝ちを収め矢継ぎ早に2度の防衛に成功。9月にはK-1横浜大会に参戦し、後にフェザー級王者となる軍司泰斗と対戦するも判定負け。今回はそれ以来の再起戦だった。

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