海人が圧勝のKO劇で2021年を締めくくるも「世界と渡り合えなくて全然納得がいってない」と吐露【シュートボクシング】

海人の強烈な右(撮影・堀田真央人)

 ジョーが不用意に右ローを出したところに海人はパンチの連打。右ストレートで2度ジョーのあごが上がる。それでも立ち続けたジョーだが、海人は左ボディーからの右フックで最初のダウンを奪う。これでほぼ戦意喪失状態のジョーだったが、立ち上がると海人はカーフキック。よろよろと崩れたジョーのボディーに追撃のヒザを打ち込み、最後は左フックでダウンを奪いKO勝ちを収めた。

 海人はこれで今年は6戦6勝。昨年8月から9連勝となった。海人は試合後のマイクで「今年は正直、試合は全勝できたんですが、やっぱり納得が全然いけてないのもあって。その理由は世界と渡り合えてないのが一番の悔しい思いです。来年は必ず世界と戦っていくので、これからもよろしくお願いします」と改めて世界の強豪との対戦をアピールした。