海人が圧勝のKO劇で2021年を締めくくるも「世界と渡り合えなくて全然納得がいってない」と吐露【シュートボクシング】

笠原弘希の鮮やかなバックドロップ(撮影・堀田真央人)

 3R、重森は右ロー、左インロー、前蹴りで笠原を突き放すが笠原のプレッシャーは強烈。笠原は重森の蹴り足をキャッチして右フックも重森はガード。距離を詰めてパンチを放ちたい笠原を重森は前蹴り、左ミドルで突き放す。しかしラウンド終盤、笠原は重森のすきを突いて組み付くと豪快なバックドロップ。これでシュートポイント2を獲得した笠原。立ち上がった重森が笠原に向かうも残り時間はほとんどなく試合は終了。重森は“やられた”といった表情を見せ苦笑い。

 判定はこのポイントがものをいい、ジャッジ3者とも30-28で笠原が2年前の雪辱を果たした。

「SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival」(12月26日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント(第7試合) 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジ打ちあり
○海人(TEAM F.O.D)(2R2分8秒、TKO)ジョー・FELLOWGYM(タイ)●

◆セミファイナル(第6試合) 62.5kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R ※ヒジ打ちあり
○笠原弘希(シーザージム)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)重森陽太(伊原道場稲城支部)●

◆第5試合 SB日本スーパーフェザー級王座決定戦 エキスパートクラスルール 60.0kg契約 3分5R延長無制限R
○笠原友希(シーザージム)(判定3-0=49-46、49-46、50-46)手塚翔太(Sublime guys・GONG-GYM坂戸)●

◆第4試合 SB日本スーパーバンタム級タイトルマッチ エキスパートクラスルール 55.0kg契約 3分5R延長無制限R
○植山征紀(龍生塾ファントム道場)(3R54秒、TKO)竹野元稀(風吹ジム)●

◆第3試合 SB日本スーパーライト級王座決定戦 エキスパートクラスルール 65.0kg契約 3分5R延長無制限R
●村田聖明(シーザージム)(判定0-3=45-50、46-50、46-49)イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ)○

◆第2試合 SB日本バンタム級王座決定戦 エキスパートクラスルール 52.5kg契約 3分5R延長無制限R
●伏見和之(RIKI GYM)(4R2分59秒、TKO)佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ)○

◆第1試合 SB日本女子アトム級王座決定戦 エキスパートクラスルール 46.0kg契約 3分5R延長無制限R
○MISAKI(TEAM FOREST)(判定3-0=50-46、50-46、50-46)田渕涼香(拳聖塾)●
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