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対戦が決まった瓦田脩二(左)と篠原悠人

Krush王者・瓦田脩二と復調気配の篠原悠人が対戦

 この日はこの試合のほかにライト級のカードが2試合発表された。

 現Krushライト級王者の瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)が篠原悠人(DURGA)と対戦する。瓦田は今年7月からスタートした「第6代Krushライト級王座決定トーナメント」を制し王座に就いた。現在8連勝中で昨年から今年にかけ大きく成長した一人。

 篠原は元Krushスーパー・ライト級王者で2018年に行われた「K-1ライト級世界最強決定トーナメント」では当時、日本人に無敗だったゴンナパー・ウィラサクレックにKO勝ちの実績もある実力者。昨年から今年にかけ3連敗とどん底に落ちた時期もあったがその後2連勝と復調気配を見せている。

 篠原は「前回の試合が終わってからすぐに試合をしたいと思っていたのですぐに決まってうれしい。相手はKrush王者なので、ここで差のある勝ち方をすればライト級で存在をアピールできると思うのでしっかり勝ちたい。形としては現在2連勝だが内容には納得がいっていない。練習でやっていることを100%出せていない。そこがもうちょっとうまくできればKOとかいい形につながると思う。そこがまだ足りていない」などと2連勝中ではあるが、まだまだ納得は言っていない様子。

 瓦田は「Krush王者となって初めての試合。Krushを背負っていい結果を残せるように頑張りたい。前回の試合もそうだが、自分の映像を見て、王者としてすきが多すぎると反省点が多かった。すきを突くのがうまい篠原選手を相手にどう戦うかを見せられればと思っている。これから戦っていく相手は、自分がミスしたらそこを突いてくる。少ないチャンスをモノにしてくると思う。自分のミスを減らしていかないといけないと思っている」などと自らの現状を冷静に分析した。

 2020年の目標として篠原は「ライト級のベルトを目指したい。そのためには一つ一つ確実に勝っていかないといけない。来年は全勝でいきたい」とタイトル戦線への再浮上を誓う。瓦田は「もちろんベルトは狙うが、まだまだ注目度が足りないというところがある。自分の試合を見たいと思ってもらえる人を増やせるような試合をしていきたい」とタイトルはもちろんだが、ファンの心に残る試合へのこだわりを見せた。